まとめ連合

【2/2】彼女の誕生日にプロポーズした。思いのほか長い沈黙があり、彼女は「ごめんなさい。あなたに話さないといけない事があるの…」と言うと泣き出した。

果たして彼女は喜ぶだろうか?
それよりも俺と彼女はどうなるんだ?

考えが纏まらないうちに駅に付き、
俺は駅前の地図で確認しながら
藤原のマンションに向かった。

階下のインターホンを鳴らす。
すぐに奥さんらしき人物が出た。

「私、○○の田中と申します、北島からの遣いで参りました。」
奥さんはすぐにオートロックを解除してくれた。
エレベーターを降りると奥さんがドアを開けて待っていた。

776 えっちな21禁さん2005/10/12() 08:41:38 ID:dYjsW0YuO
奥さんは玄関で丁寧に挨拶をされた。

「主人は先ほど薬を飲み寝た所なんですよ、
階段から足を踏み外すなんて恥ずかしいですわ」

俺は促されるままに部屋に入り、藤原の部下を装った。

「部長にはいつもお世話になっておりまして

リビングに上がり冷たい飲み物を出され、
奥さんと話した。
会話の中から高校生の娘がいる事を知り、
大学受験が控えているのにテニスに明け暮れている話等を聞かされた。

780
 えっちな21禁さん2005/10/12() 08:46:41 ID:dYjsW0YuO
俺は暫く奥さんの話を聞いていたが

「ご迷惑でしょうから、そろそろおいとまさせていただきます。」

「部長に宜しくお伝え下さい。
社の方は大丈夫ですし、
例の件もまだ期日まで日がありますから、
とお伝え下さい。」

俺は丁寧に挨拶をして藤原の家を出た

一つ片付いたな。
率直な感想だったし、俺自身ギリギリだった。

782
 えっちな21禁さん2005/10/12() 08:56:33 ID:dYjsW0YuO
自分自身、復讐鬼として暴走する事が怖かった。
娘の勉強を見て欲しいと冗談混じりに言われた時には
俺の中の悪魔がざわついたのは確かだった。

当初の目的を逸脱しているのはわかったが、
復讐という大義に酔っていた。

帰りの途中俺は何故か欲情してしまい、ヘルスに飛び込んだ。
ヘルス嬢があの手この手で尽くしてくれたが、
結局は射精に至らずに時間切れ。

自己嫌悪に陥る。

783
 えっちな21禁さん2005/10/12() 09:02:42 ID:dYjsW0YuO
次の日から溜った仕事があるので疲れていたが、
彼女の実家に向かった。

留守なのはわかっていたが、直接見舞いに行くのは度が過ぎている気がした。
見舞いの花束を買い、彼女の実家に行き
チャイムを鳴らした。
誰も出ない
しかしそれが何故か嬉しかった。

門を開け、玄関脇にそっと花束を置くとメッセージを残して帰宅の徒についた。

784 えっちな21禁さん2005/10/12() 09:07:19 ID:dYjsW0YuO
夜になり、彼女からお礼の電話があった。
途中で彼女の母親が代わり、お礼を言われた。

その日は夕方早くから寝てしまった。
次の日からは普通に仕事に戻り、週末に彼女の父親を見舞った。
彼女は俺に何かを言いたそうだったが、言い出せない雰囲気だった。

786 えっちな21禁さん2005/10/12() 09:14:08 ID:dYjsW0YuO
それから彼女の父親が退院する迄は平日に待ち合わせして一日、
週末に見舞いを含めてのデートを繰り返した。

四か月が過ぎ、彼女の父親が退院をした後の快気祝いの食事会が開かれた。
俺も呼ばれて出席した。
彼女の父親は久しぶりの酒の酔いも手伝って、
普段より饒舌になった。そして突然

「君の気持ちが変わらなければ娘を貰ってくれないか?」
と切り出された。

788
 えっちな21禁さん2005/10/12() 09:18:33 ID:dYjsW0YuO
俺やみんなが呆気にとられていると、
彼女の母親が助け船を出してくれた。
「そういう事は時期がきたら二人で決めるものよ。
娘の父親が言うものじゃないわ」

彼女の姉も「お父さんがプロポーズしてどうするの?」
そう言い、場が笑いで包まれた。
横目で彼女を見たが、彼女は俯いたままだった。

791 えっちな21禁さん2005/10/12() 09:26:01 ID:dYjsW0YuO
それから一ヶ月後の彼女の23歳の誕生日。
俺は彼女を恵比寿のイタリアンに誘った。
そこは二人で何度も行った店だった。




    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    まとめ連合