【2/3】嫁の電話の会話が聞こえた。「彼とした後って、暫く身体の調子いいよね。旦那にも優しくできるしね。心でゴメンっ!て言いながら彼のアレ思い浮かべたり。ははは」ぬっ杀殳す…

俺の中でまだ期待する部分もあったんだと思う。 
嫁との生活を終わらせたくない、壊したくないと思ったんだ。 
そんな俺を友人は何も言わずに見守ってくれた。 
何も言わずに、でもご褒美を欲しげにしていたので、画像を見せてやった。 
友人の目が爛々としているのが怖かった。 
友人の感想 
「嫁ちゃん、やっぱ超美脚だよな・・・これ見てるだけで出す自信あるわ」と、「ゼンチャンチンコでけぇー」だった。

726: 382 254Tglpcrg 2015/09/14() 14:45:43.83 .net
それから三ヶ月近く経った。 
嫁には怪しい動きは一切無い。これで俺の目を盗んで男と会っていたなら、女優どころの話じゃ無いと思った。 
そんな俺に友人は言った。 
「逢いたいと思う男女なら、どんな事をしたって逢いたいはず」 
結構ムカついたが、正論だと思った。付き合い始めた頃の俺たちがそうだったから。 
「フォルダ、画像増えてんじゃないのか?」の一言で、数ヶ月ぶりにPCを覗いた。 
30枚程増えていた。 
愕然としたよ。いつの間にこんなに逢ってたんだって。

731: 382 254Tglpcrg 2015/09/14() 15:01:19.63 .net
相変わらず絡む二人の画像ばかり。 
例のピタピタのビキニを着てポーズを取る写真も何枚かあった。 
嫁が職場と思われる場所で、姿見に映る自分の全身を撮った写真もあった。黒の制服はスーツタイプで、身体の線が出まくるキツキツ感のあるもの。あまり詳しく書くと会社バレするので書か無いけど、男の客に媚びてるなといつも俺は思っていた。 
裸でベッドに寝そべる男に身体をピッタリと寄せる裸の嫁。嫁が右手でチンコを握っている男目線の画像は、改めて嫁の身体の起伏の豊かさや、嫁の細く長い指に比較して異様に大きく見える男のチンコを強調していた。 
その他、笑いながらチンコ扱いてるのとか、着替えの最中とか、後はセックスしてる最中のものばかり。 
嫁がいってる時の表情のアップまであった。 
限界だった。 
動く決心をした。

733: 382 254Tglpcrg 2015/09/14() 15:07:17.47 .net
決心をしてから証拠が取れるまでの間、嫁は俺が変わったと言っていた。どこか怖いと。私なんかした?と。 
笑うしか無かった。 
そして薄ら笑う俺を見てまた怖いと言う。 
病院を勧められた。 
俺をこんな風にしたのは誰のせいだ?と怒鳴りたい衝動に駆られた。 
そんな俺にブレーキを掛けてくれたのはやはり友人。 
「嫁の事を愛していたのなら、最後まで毅然とした態度で男を見せてやれ」と。 
証拠は簡単に取れた。 
二人ともバカだと思った。いや、それ程までに逢いたかったのか?とも思った。

735: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/14() 15:13:18.67 .net
スゲー不倫女ってのは罪悪感もないし、被害者ヅラ余裕綽々だな。 
てか旦那がそんな態度してたらこりゃ気づいたかとガクブルするだろーけど。 
まぁお花畑にはそこまで考える脳ミソはなかったとみえる。

736: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/14() 15:14:50.94 .net
制裁発動わくてか

737: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/14() 15:18:54.56 .net
ある日、差出人不明の分厚い封筒が汚嫁の会社同僚や上司に・・・

739: 
382 254Tglpcrg 2015/09/14() 15:24:43.02 .net
その日、俺は会社を早退して嫁を待っていた。 
嫁は帰ってくるや否や、俺の存在に驚くのと同時に、何かを色々と悟ったのだろう。 
心配そうな表情をして黙って俺の前に座った。 
「俺が何を言いたいのか、分かるな?」 
「・・・・・」 
「分かるな?」 
「はい」

嫁は泣きながら、でも淡々と全てを話した。 
時期はやはりレスになる少し前から。ゼンチャンに抱かれるようになってバレるのが怖くて拒否していたと。 
恋愛気分に浸っていて楽しかった、でも好きではない、貴方だけ、と、まさに常套文句を嗚咽を漏らしながら喋る嫁。 
週一くらいで逢っていた。連絡手段はメール、でもいちいち消していた、等々、俺が知っている事は全て自主的に話してきた。 

「洗いざらい話せ」 
「これが全てです」 
「写真は?」 
「・・・・・え?」 
震え始める嫁を後に、PCの電源を入れようとすると、嫁が泣きながら俺の右腕に縋ってきた。 

「ごめんなさい、ごめんなさい」 
「お前、俺に病院行けと言ったよな?」 
「・・・・・」 
「頭おかしくなったと思ったんだろ?」 
「・・・・・」 
「あんなもん見つけたら、誰だっておかしくならないか?」 
嫁、号泣。そしてずっと頭を床につけて謝り倒す。 

「とにかく、今すぐゼンを呼べ」 
「はい」 

嫁は抵抗する事なく、携帯をかけ始めた。電話帳に入れてないようで、番号を一つづつ押していた。

742: 382 254Tglpcrg 2015/09/14() 15:32:11.80 .net
ゼンは仕事中で繋がらなかった。 
だから繋がるまでかけ続けさせた。 
多分、2時間位は携帯握りっぱなしだったと思う。 
その尋常じゃない着信数に驚いたゼンの声が嫁の携帯から漏れ聞こえた。 

「ごめんなさい、今すぐ部屋に来て欲しい」 
「夫が呼んでいます・・・・」 
「とにかく、来てください」 

30
分後、日焼けした表情を強張らせたゼンが来た。足が震えていた。 
同時に嫁を隣の部屋に行かせて、ゼンとサシで話をした。 
「この度は申し訳ありませんでした」 
「まず、全てを話してください」 
「分かりました」 

分かりました、と言いつつも、とこか疑心暗鬼的な表情。嫁がどこまで喋ったのか探るような口ぶり。 

「嫁の話した事と寸分なく同じであれば水に流す。食い違いがあれば覚悟しろ」 

ゼンは目を泳がせながら話し始めた。 
で、やはり写真の事は言わなかった。

748: 382 254Tglpcrg 2015/09/14() 15:39:26.43 .net
「貴方は不真面目だ。やはり許さない」 
「・・・どういう事でしょうか」 
「写真や動画の事を貴方は言わなかった」 
「それは・・・忘れていました」 
「そんなのが通用するとでも?」 
「すみませんでした」 
「この写真がネットから漏れたら、貴方はどう責任を取るつもりだったのか?」 
「・・・・・」 
「お帰りください」 
「え?」 
「貴方の顔は二度と見たくない。お帰りください」 
「あの・・・許していただけるという事でしょうか?」