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- 【2/2】窓ガラスに張り付き、食い入る様に二人の行為を凝視した。彼女の情熱的な動きに度肝を抜かれた。俺の時の覚えたてのような初々しさは演技なのか?気が付くと俺は…
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【2/2】
341 :318 :03/10/13(月) 00:39 ID:ZJpn9HJc
M子「今日は、大切な話しがあるの」
俺 「ん?何だよ?」
M子「最近、予定日になっても生理が来なくて、病院に行っ
て来たんだけど…
今、二ヶ月だって」
……………
…………
………。
M子は、本当に嬉しそうに言いました。
M子「このまえKちゃんが帰ってきたとき、アレつけないでし
たよね、その時かなぁ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
342 :318 :03/10/13(月) 00:40 ID:ZJpn9HJc
妊娠?
二ヶ月?
俺の?
M子「結婚と順序が逆になっちゃったけど、これを機に……」
M子が何か嬉しそうにしゃべってるけど、途中から全く話し
の内容がわかりませんでした。
俺 「……本当に?」
俺、多分、この時は全くの無表情だったと思います。
自分の声が、遠い全然別の所から響いているのを聞いてるよ
うな感じでした。
M子「う、うん」
343 :318 :03/10/13(月) 00:41 ID:ZJpn9HJc
子供なんて出来るわけ無いのに?
じゃあ、誰の?
どう考えてもSだよな。
あいつ、子供が二人になるのか。
そりゃ大変だ。
M子とSの子供なのに、M子は俺の子供って言ってるし。
……………
M子は、くすくす笑いながら言いました。
M子「嬉しい、あたしとKちゃんの、赤ちゃんが・・・・・・・・・・・・」
この時からだと思います。
俺、何か壊れちゃいました。
344 :318 :03/10/13(月) 00:42 ID:ZJpn9HJc
俺 「あーはははははっ、あははははははは」
突然、俺は笑い出したんです。
M子「ちょ、ちょっと、Kちゃんどうしたの?」
あまりの俺の狂笑っぷりに、M子はうろたえてました。
俺 「あーーーっはっはっはっははははは、あーははははは
はははっ」
笑いながらは、泣いてました。
ひとしきり笑い泣きした後、M子にまともに返事をしないま
ま電話を切りました。
涙でグシャグシャになった顔を洗うため洗面台に行き、そこ
で俺の顔を改めて見たんですが、まるっきり逝っちゃった顔
でした。
その顔を見て、また笑ってました。
戻ってくると、携帯に着信とメールが入ってました。
M子からでした。
"笑うなんてひどいです。信じられません"
こっちが信じられないっつーの、と、一人で携帯のメールに
ツッコミを入れて、また一人で笑って泣いてました。
345 :318 :03/10/13(月) 00:43 ID:ZJpn9HJc
翌日、俺は興信所に行きました。
M子とSの関係について調べてもらうためです。あと、前に
検査した病院で、無精子症の診断書も書いてもらいました。
あれから、何度かM子から携帯に電話やメールが入ってきま
したが、全て相手にしませんでした。
俺以外の子供の妊娠を告げられたあの日から、
俺のM子に対する気持ちが全く別のモノに置き換わっていま
した。
それから1週間もしないうちに、M子の両親から連絡があり
ました。
妊娠の事実を伝えた時とその後の俺の態度に、M子が酷く傷
ついている、どういう事か説明して欲しい、との事でした。
俺は、来週末に帰郷するのでその時会ってお話しましょうと
言って電話をきりました。
346 :318 :03/10/13(月) 00:44 ID:ZJpn9HJc
興信所からの詳細な報告は、帰郷の二日前に完成しました。
俺と最後に電話で話した後、M子は頻繁にS会っていたよ
うでした。二人で路上でキスをしているところや、一緒にM
子の部屋に入るところ、ラブホテルに入り、そして出てくる
写真も同封されてました。
妻子持ちのSは毎日M子と会うわけにもいかず、3日のうち
2日はM子と会えない日があったようですが、その日に限っ
てM子は俺の携帯に電話していました。
SがM子と会わなかった日と、M子からの着信があった日数を
比べると、丸わかりでした。
それを思うと、M子も寂しかったのかなとも考えましたが、
同情や、可哀相という気持ちは全く起こりませんでした。
347 :318 :03/10/13(月) 00:47 ID:ZJpn9HJc
そして、帰郷。
会社の近くのホテルで、M子及びM子の両親と待ち合わせし
ました。
久しぶりの再会でした。M子にとっては3ヶ月振り、俺にとっ
ては1ヶ月振りの再会でしたが、俺の顔を見るなりM子が詰
め寄ってきました。
今まで可愛いと思っていたM子の顔は、怒った顔のせいか、
ひどく歪んで見えました。
M子って、こんな顔だったっ け……と、まるで他人の様にし
か思えませんでした。
M子「今日は、どういう事かちゃんと説明してもらうからね!」
M子の両親の顔も、M子からは何を聞いたのかは大体予想は
つきますって言うほど、険しい表情でした。
348 :318 :03/10/13(月) 00:49 ID:ZJpn9HJc
喫茶店に入り、話をする事になりました。
まず、彼女の父親が口火を切りました。
娘が妊娠した事が気に入らないのか、娘を本当に大事にして
くれているのか、真剣に結婚する気があるのか、等など。
M子は俯いたまま、時々上目使いで俺を見てました。
言いたい事があれば、自分で言えばいいのに……と、俺は半
ば呆れていました。
そうだな、冷静になって考えてみれば、こいつも色々欠点あ
るんだよな、妙にガキっぽいところとか、親離れできてない
ところとか、自分の世界に酔いやすい事とか。好きだった頃
は、そんな事も長所に見えてたんだな。
などと考えながら相手の話に生返事を返していたとき、M子
が目に涙を潤ませながら言いました。
M子「今のまんまのKちゃんじゃ、あたし信じられない。
このままじゃあたし、婚約を解消して、Kちゃんとの
子供を堕ろさなくちゃいけなくなっちゃうのよ」
………………俺との子供・・・・・・・・・・・・ねえ。
349 :318 :03/10/13(月) 00:51 ID:ZJpn9HJc
俺は持ってきた荷物の中から封筒を一通取り出し、中身の内
容が判るように広げました。
診断書です。
三人は最初、文面の内容が良く分からなかったようで、怪訝
そうな顔で俺を見ていました。
初めに気付いたのは、M子の母親でした。
母親 「・・・・・・無精子症?・・・・・・」
そして、父親がM子の方へ振り向きました。
M子「え?」
父親「M子、それ、誰の子だ?」
M子「な、なに?Kちゃんの子に、」
ここでようやくM子も状況を把握し始めた様でした。
M子の顔色が、見る間に蒼白となりました。
350 :318 :03/10/13(月) 00:54 ID:ZJpn9HJc
母親「あんた、駄目でしょ!!」
母親もM子同様、顔面蒼白でした。
M子は顔と両手が痙攣しているかの様に、わなわなと戦慄し
ていました。
父親「誰の子供だって!?」
父親が顔色を真っ赤にしてM子に怒鳴るように問い詰めたと
ころで、俺はもう一つの封筒を差し出しました。
今度は ちょっと厚めの封筒で、興信所からの報告書及び写真
のコピーをまとめたものです。封筒の中から、M子とSが二
人でいちゃついて写ってる写真を何枚か取り出しました。
写真を見るなり、M子は のどが詰まったような声立を上げ、
写真と俺をきょろきょろと見つめていました。
M子の両親は、写真と報告書をひったくるような勢いで受け
取ると、俺の事には目もくれずに読み出しました。
M子は、何か訳の解らないような物を見ているような目で俺
を見つめているだけでした。
351 :318 :03/10/13(月) 00:55 ID:ZJpn9HJc
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