赴任先から帰ると男の痕跡があった。妻は「泊っただけで何にも無い」と。しかし使用済みのゴムを見つけると、途端に妻の顔色が蒼白になったw ってか泊まっただけだってアウトだよ!

「何で、自分でちゃんと片付けてよ!無茶苦茶して!」
「ああ、無茶苦茶したおかげで、イイモノも見つけたよ」
顔を起こし、俺の顔を睨み付ける元妻に対して、言葉を続けた。
「お前がさっき言ってた使用済み、誰のかわかんねーし、気持ち悪くて触れないんだ」
途端に元妻の顔色が蒼白になる。
「離婚届は、郵送で送っとくから役所に出しといてくれる?」
それだけ言うと、俺はスーツを身に纏った。
「そうそう荷物は、近日中に業者に取りに来させる。実家には適当に言っといて」
なるべく元妻の顔を見ないようにそれだけ言うと、
俺は朝一番では無くなった新幹線に乗るために最寄駅に向かった。

95: 61: 2006/05/13() 14:35:38 0
駅の公衆電話から会社に急用の為の休暇を告げ、新幹線に乗った。
新幹線は、色々と考えてると単身赴任先まではあっと言う間だった。
一度アパートに帰り、着替えて必要そうな印鑑や通帳を持って外出。
役所に行き、離婚届を貰いに行くと、住所が違うと断られた。
そして、丁寧に保証人の件や印鑑の件について教えてくれた。
一つ賢くなったと思いつつ、時間を確認して銀行へ。
まあ色々とメンドクセイと思いつつ、手続きなどをこなしていく。
動いている間は、何も考えずに済むので気分的には楽だった。
アパートに帰ると、元嫁から留守電。
「ごめんなさい、許して下さい」
「ごめんなさい、離婚は嫌です」
延々と20件くらい入っていた。

97: 61: 2006/05/13() 14:45:33 0
沸々と怒りがこみ上げてくるのを我慢して、
言訳の留守電を聞いてると気分が悪くなってきた。
吐気があるが、吐く物は無く、
昨日の晩にファミレスで食事して以来、何も食ってないことを思い出した。
が、食欲は無いので、とりあえずテレビをつけて横になってると、
電話が鳴った。おそらく元嫁だろうと思い電話を取ると、その通りだった。
「本当にごめんなさい、二度としないので許して下さい」
「じゃあ、相手の住所と電話番号教えろ」
「それだけは許して。他の事なら何でもするから」
「何でもするなら離婚してくれ」
「そんな酷い事を言わないで」
かなりウザクなってきたので、電話を叩き切った。

98: 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 14:50:22 0
さんざん罵っておいて決定的な証拠が出ると手の平を返したように哀願か。
しかもこの期に及んで間男を庇うとは。見下げ果てた女だな。

101: 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 14:54:41 0
バレなきゃー良かったんだろうけど
だから 女は秘密を墓場まで持って行くっていうんだろうな~。

102:
 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 14:55:17 0
>>85
>
 「あんたと結婚したこと自体がそもそもの間違い」
これ言われたら、後何言われても都合のいい言い訳にしか聞こえないよな…
一気に冷める言葉だ。

103: 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 14:57:50 0
世の殆どの人がパートナーに対して、
多かれ少なかれ 結婚しなきゃー良かったって思った事有ると思うが
これを言っちゃーおしまいだな!

104: 61: 2006/05/13() 15:00:29 0
電話を叩き切った後で、役所に言われた事を思い出し、
こっちから元嫁に電話をかけた。
「とりあえず、何日か有給とったから明日ソッチ戻る」
「わかった、私も休むから話合いましょう」
話し合う事など何も無い、と心の中で思ったが、
ループになるだけなので言葉にするのは止めた。
「じゃあ明日、デニーズに12時に」
それだけ言うと、電話を切った。
明日も早いな、寝なくっちゃ、そう思ったけど眠れなかった。
結局、テレビをぼんやり見ながら夜が明けるのを待った。

結論言うと、このまま別れるだけの話だけど、続き要る?

105:
 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 15:01:52 0
>>104
>続き要る?

是非。

111: 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 15:08:26 0
結局、相手は誰だったの?
そいつへの報復措置は?

112:
 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 15:09:56 0
>>111
とりあえず、もちつけな。
腰を据えてまとうではないか。

115: 名無しさんといつまでも一緒: 2006/05/13() 15:12:52 0
10数年前だとまだ携帯電話をみんながみんな持ってなくって
もし 突然の帰宅で携帯電話が今みたく持ってれば
今日、帰るからって妻の携帯にでも電話してりゃー
嫁も61の帰宅に合わせて 証拠隠滅出来てたのにね。
携帯電話の便利さもさることながら そこからバレる事が多くなったのも事実。

俺はビックリさせるのが好きな方だから
やっぱ 電話しないで帰るだろうな。

ってーわけで 引き続きたのむ!

117: 61: 2006/05/13() 15:37:57 0
翌日、昼前にデニーズにつくと、元嫁は既に来ていた。
「ごめんなさい、許して」
開口一番の元嫁の言葉にイラつきながらとりあえず店に入る。
平日の昼間に来た事は無かったけど、かなり混んでいた。
「で、住所と名前と電話番号は言う気になった?」
向かい合わせのテーブル席に着くと、俺はそう言った。
元嫁は、下を向きながら「どうしても言わなきゃ駄目?」
「いや、別に無理にとは言わない」
もう離婚の意思は、固まってたのでどう誘導するかを考えてた。