【1/8】妻は言った。「寂しくて寂しくて、誰かに求められたい、そんな風に強く思うようになった。あの男達に私はオモチャにされたんじゃないの。私がオモチャにしたのよ。」と...
金は いくらかかってもかまわないからと。それが今から約2ヶ月前のこと。俺は もう直ぐ今回の単身赴任が終わり、マイホームに帰る。最もその後1ヶ月したら新たな仕事のために再び東京に赴任することになるのだが。この1ヶ月で俺は全てに方を付けるつもりだ。637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/15(月) 00:03:18wktk772 :621:2008/09/17(水) 14:21:54今週末に帰ると妻には伝えてあるが、実は俺は明日の朝には帰るつもりだ、ただし家には帰らずに二日間妻の様子をさぐるつもりなんだ。ある意味自分の心にケジメをつけるためにも。たった二日で何かがわかるはずもないのだが、それでも2ヶ月前のあの日にいったい何があったのか?興信所からの報告でほとんどの所は想像できるのだが・・・それを受け入れることが2ヶ月経ってそれでもなお難しいんだ。776 :621:2008/09/17(水) 14:24:21興信所の報告によると妻の浮気相手の男は、現在47歳になるプロのカメラマン。全く有名でも売れっ子でもなんでもない収入も並程度の、いわゆる掃いて捨てるほどいる中の一人。もっとも主に女性誌などの雑誌の仕事をしているらしい。それで納得がいった。妻は数年前からある女性誌の読者モデルをやっているんだ、多分それで知り合ったのだと思う。
777 :621:2008/09/17(水) 14:27:26男は俺のマンションに入り浸りの様子で、週の内二日か三日は泊まっているらしい。そしてこの2ヶ月の内で三回俺のマンションでパーティーが開かれた模様。毎回参加人数はまちまちだが、少ない時で浮気相手の男を含めて3人、多い時は6人だったこともあるそうだ。勿論参加メンバーは妻以外は全員男性。毎回たいてい夜の8時ごろから始まって、夜半すぎには終了するらしい、妻の浮気相手の男は毎回そのまま泊まっていく。さすがにパーティーの内容までは興信所には掴めないのだが、俺が2ヶ月前のあの日に偶然見てしまった部屋の様子から想像すると、正直吐き気がするし、妻のことが得体の知れない怪物に思えてくる。
781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/17(水) 14:30:39>>7772日のうちに男数人が部屋に入ったなら興信所に頼んで凸してもらったら?自分で凸したら相当のトラウマになりそうだから、それは最終手段で783 :621:2008/09/17(水) 14:33:17>>781アリガトウたとえそうでもまだ突入するつもりはないんだ。外から監視してるよ。今はもっともっと情報が欲しいから。突入は全てがわかって、その時にするよ。784 :621:2008/09/17(水) 14:34:35もうすでに妻と離婚するための証拠は確保出来ている。このまま何も知らずにあっさりと離婚して忘れるのも一つの選択肢かもしれない、だが俺はやはり、起こってしまった以上全てを知りたいと思う。心に刺さった小さな棘はきっといつまでたっても俺を苦しめるはずだ、その棘を抜くには俺は全てを知る以外ないと思うんだ。たとえそれがどんなに衝撃的な事実だとしても。そもそも何故1年前に急に妻は変わってしまったのか?何がいけなかったのか?俺はそれが知りたく共通の友人何人かにそれとなく聞いて見たりもしたんだ。だが、みんな曖昧な返事ばかりでどうしても答えがみつからない。あえて言うなら、ここ数年妻は俺が今の会社を辞めて父の後を次ぐことをずっと望んでいた。
789 :621:2008/09/17(水) 14:37:06俺の父は地元で機械関係の中小企業を経営している。実家も貧しく、学歴もなかった父は文字通り一代で会社を興し今の規模にまでした成功者だ。そのせいで一人息子の俺には随分と厳しい父親だった。俺は成長するにつれて次第にそんな父に反発するようになった。父は俺が大学を卒業してすぐに父の会社に入り、父の元で経営を学びやがて父の後を継ぐことを強く望んだが、俺はこれ以上自分の人生を父のいいなりにされることに我慢ができなかったんだ。俺は父の望みを無視して今の会社に就職した。初めのうちの何年かはほとんど絶縁状態だったのだが、俺の結婚を機に破綻した俺と父との親子関係はだんだんと修復されてきている。そうなると、以前ほど強硬にではないが、また再び父は俺に自分の後を継ぐことを口にするようになってきたんだ。792 :621:2008/09/17(水) 14:39:21以前と比べるとさすがに父も年を取って随分と丸くなってきたよ、ただ俺は今の仕事にも暮らしにも十分満足しているんだ。そりゃあサラリーマンを辞めて父の後を継げば今とは比べ物にならない豊かな生活が送れるかもしれない。でも俺他人が用意した人生を我慢しながら生きていくことなんて俺はまっぴらなんだ。小さなマンションでも俺が誰からの助けも借りずに自分で働き手に入れたものなんだ。まだ何十年もローンが残っているけれど。でも妻は違った。俺にたびたび父の会社を継ぐことを勧めていた。彼女はこんな平凡な暮らしには飽き飽きしていたのかも知れない。社長夫人として大きな家に住み、高級外車を乗り回しブランド物の洋服で身を固める人生を夢見ているのかも知れない。しかしそのことが直接の原因とはどうにも理解できないんだ。ある意味では病的に潔癖だった妻と2ヶ月前に俺が見た凄まじく汚れた部屋の惨状。どう考えたらいいのか、正直途方に暮れるよ。793 :621:2008/09/17(水) 14:41:01俺は帰って二日間妻の様子を探った上で家に戻る。そうしたら、ここのみんなの薦めを忠実に実行するつもりなんだ。