「お願い話を聞いて心は拒否してるの、でも体がどうしようもない」携帯の向こうから嫁の叫び。次第に悶えるような声に変わってゆく。オレの頭の中に「杀殳」の字が浮かんだ。

「犯罪者にならない程度に痛めつけても一切文句を言わないから」
とも言われた。
嫁母も
「あの子は勘当です親でもなければ子でもありません」
と言ってくれた。
「俺もただ別れるんじゃ気が済みませんから多少痛い目見せますがいいですか?」
「慰謝料もかなりの高額要求しますけど
彼女から払ってもらいたいんでご両親の援助はしないで下さい」
と言った。

868: 名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 22:13:59.07 0
その頃嫁は会社に届いた内容証明に慌てふためき
とにかく俺に連絡取りたいと慌てて早退して家に帰ったそうだ。
家に帰るとテーブルに置いてあるものを見て全て悟り
実家に俺が弁護士立てて離婚をせまってる事のみを報告した。
どうしようと考えてる時にいつものように間男が来て拒否したが
クスリの魔力に勝てず抱かれて電話にも出れないぐらいやられてた。

一方間男の実家にも内容証明が届き人妻に手を出して
2千万の慰謝料請求に驚いて間両親が慌てて弁護士に連絡してきた。
とにかく俺も交えて話したいということで会社を早退して弁護士事務所に行った。

そこには上品そうな母親と押しの強そうな顔の父親がいた。
大体の事は弁護士に聞いて証拠も見せられたので俺の顔見たとたんW土下座。
俺は
「要求は内容証明の通りです」
「ただ俺は金が欲しい訳じゃない、できるならお宅の馬鹿息子を殺したい」
と言った。
「俺さんの言う事はもっともです私どもは何も言う立場にありません」
と間親父が言った。
「たぶんこの瞬間にもお宅の馬鹿息子は俺の嫁をもてあそんでるんですよ」
「すぐにでも乗り込んでボコボコにしてやりたいんです」
とあえて大声で言った。
すると
「どうぞ、御気の済むようにやってください」
「たとえ死んでも文句は言いません」
「あいつには散々な目に合わされてきました・・・」
と今までの経緯を話してくれた。
最後には
「あいつを叩き直すいい機会かもしれません」
と小さな声でつぶやくように言った。

ただ弁護士にはきつく止められたが俺は殺人許可証を貰ったような気になり
「先生、俺が逮捕されたら弁護頼みます」
と腕をつかんで止めようとする弁護士を振り切って弁護士事務所を後にした。

872: 
名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 23:04:14.81 0
一旦マンションに帰り最後になるかも知れないと
嫁実家に電話して別れの挨拶と今までのお礼を言って
一方的に切った。
次に嫁の携帯に家を出てから初めてかけた。
「もしもし何か言うことはないか?」
と冷たく言った。
「お願い話を聞いて心は拒否してるの、でも体がどうしようもない」
と叫んでた。
その後悶えるような声になり後ろから
「おい、馬鹿野郎この女はもう俺のもんなんだよいい声聞かせてやるから聞いとけ」
と叫んでた。
静かに電話を切り動きやすい服に着替え家を出た。
頭の中は
「殺」
の文字が乱れ飛んでた。
ここまで書いてなかったが俺は182センチで92キロの格闘技経験者なんだよね。
でも実践で使った事なかったし喧嘩はやった事はあるが
ひたすら捌くだけで自分から手を出した事なかったけどね。

家に近づくにつれ気持ちも落ち着き冷静になってる自分に気が付いた。
少し走りながら体をほぐし玄関の前で軽くストレッチしたのを覚えてる。

ここからは部分的にしか覚えてないから勘弁してちょうだい。
リビングに入ろうとすると中から嫁の叫ぶような声が聞こえた。
ドアを開けるとそこにはしている二人がいた。

873: 
名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 23:06:02.34 0
「なんだお前?」
と言おうとしたんだろうけどその前に全体重をかけた前蹴りを入れた。
足の裏に何かがつぶれるような感触があったの覚えてる。
間男と嫁の悲鳴にも構わず回し蹴りを見舞った。
運悪く間男の首に入れようとしたが
最初の一撃で倒れてきた嫁の右ひじあたりにクリーンヒット。
この2回の攻撃で嫁は右ひじと肋骨の骨折とアソコが裂け子宮と膀胱が潰れた。
うめきながら倒れた間男の顔にパンチを入れたら歯が折れて俺の拳に刺さった。
気が付いたらなぜか間男のアレにまな板当ててフォークを突き刺して立ってた。
最初蹴った時に間男のアレは折れ、あり得ないぐらい腫れて太くなってたのを覚えてる。
俺の両手と顔は血まみれで壁や床にも飛び散ってた。
物音がして振り向くと嫁両親が茫然と立ってた。

874: 名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 23:09:40.64 0
あらら

875: 名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 23:10:12.58 0
なんてこったい

878: 名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 23:20:21.38 0
「ヒャー」
と叫ぶ嫁母
「とにかく救急車を」
と嫁親父
ここからは修羅場だったね。
救急車が2台来て嫁と間男を連れて行った。
当然嫁両親は嫁に付き添って救急車に乗って行った。
残された俺はさっきまで間男と嫁が交わってたソファーに座ってた。
そこに誰が呼んだか知らないがパトカーが2台と覆面パトカーが来た。
部屋に入って来た警官に事情を聴かれて正直に話した。
手錠かけられて即逮捕かと思ったらそのまま覆面に乗せられ
警察署に連れて行かれた。
その後俺の家は徹底的に家探しされたらしいが。
リビングのテーブルに白い小さな結晶の入ったビニール袋と
違法な液体が入った弁当の醤油入れと違法なタバコがあったん
だから当たり前だけど。

882: 
名無しさんといつまでも一緒 2013/10/04() 23:43:24.95 0
俺は取り調べ室に連れて行かれ刑事の取り調べを受けた。
この時点で俺は傷害の犯人でなく容疑者だったそうだ。