【1/2】俺は映画の題名を言って彼女に「観たことあるか?」と言った。彼女はうつむいて「無いよ…」と。それはウソだ。その映画は彼女が男と初めてデートしたときに一緒に観た映画だ。

それはウソだった。
その映画は彼女があの男と初めてデートしたときに一緒に観た映画だった。
オレ「ふーん、じゃあトヨタの○○って車をどう思う?」
あの男の乗っている車だ
彼女「・・・」
オレ「じゃあ、○○っていうイタリアンレストランは」
彼女の顔が強ばってみるみる真っ赤になっていくのが判った。

女「どうして知って」
彼女が言い終わらないうちにオレが叫んだ
「なぜ裏切った!」
彼女はうろたえてどう返事していいかわからずうつむいて黙ってしまった。
「オレは全部知っている。隠してもムダだから正直に全部話せ」
彼女は顔を上げてオレを睨むと
「わかったわ。でもその前にどうしてそのことを知っているのか話して」
今度はオレがうろたえる番だった。
オレはどう言おうかと悩んだが、もうしょうがないと諦めて
携帯のメールを見たこと、彼女を挙動不審に思ったこと、そして
彼女の大学まで行ってメールを見たこと、すべて話した。
彼女はそれを聞くと「ふーん、だったらしょうがないわね」
「あなたがメールで読んだとうりよ。話すことなんて何も無いわ」
完全に開き直っていた。

オレは「いや、オレが聞きたかったのはそんなことじゃないよ」
「どうしてこうなったんだ?、オレのことはどう思ってるんだ?」
彼女は「Mitのことは大好きよ。今でも一番好きよ。」と言い
「でも、でも・・・」
そこで彼女は大粒の涙をポロポロ流し、泣きながら語り出した。
全部書くと長くなるので彼女の話を要約すると

最初は軽い遊びのつもりだった。
告られて冗談のつもりでOKして、大学でのヒマつぶし程度のつもりだった。
でも相手がだんだん本気になってきて引けなくなってきた。
あの頃のMitって忙しい忙しいを連発してなかなかカマってくれなかった。
私も無理を言ってはいけないと思い我慢した。
でも本当はすごく淋しかった。
本当に私のこと好きなのかと疑った。
そんなときにあの男から「好きだ好きだ」と言われ、とても気持ち良かった
キスまでなら抵抗なく許せた。
このままMitと別れてこの男と本気で付き合おうかとも思った。
でもどうしてもMitのことが好きで本気にはなれなかった。
そのうちに体の関係を求められてきた。
最初は拒否した。
それだけはできないと思った。
でも

ある日デートした帰りにラブホに誘われて、いつものように

やんわり拒否するとあの男が突然怒り出した。
「オレのこと本気で好きじゃないんだな。オレはこんなにキミのことを
 想っているのに、どうしてキミはいつも最後まで許してくれないんだ」
みたいなこと言いながらいつしか涙を流していた。
彼女は男が泣くのを初めて見てびっくりして、そんなに自分のことが好きなのか
とついジーンとしてしまって思わずOKしてしまった。
でも、ラブホに入ってからすごく後悔した。
Mit
の顔が浮かんで本当に悪いと思った。
でも・・・もう遅かったの

オレはそこまで聞いてあきれてしまった。
なんという陳腐な話だろうか。
その男が本気かウソかはオレには知る由もないが
体を許す理由にはならない。
オレは聞くべきかどうか迷ったが思い切って聞いてみた。
「それで、その男は良かったのか」
聞いてから思いっきり後悔した。
陳腐なセリフ吐いてるのはオレのほうじゃん。
でも彼女はサラっと
「サイテーだったわ。小さいし早いし・・・あっというまだったわ」
ビックリして自分の耳を疑った。
彼女の口からそんな言葉がでてくるなんて・・・

それからお互い長い沈黙が続いた。
耐えられなくなったのはオレの方で
「やっぱり別れるしかないよな」と言うと
彼女は無言のままだった。
「ま、オレと別れてその男と本気で付き合いなよ」
とオレが立ち上がると彼女はオレを見上げながら
「本気になんてなれないよ。私はMitのことが一番好き
 あの男とはもう会わないわ。だから許して・・・」
また、泣き出していた。
「でもさ、もう会わないって言ったって、大学に行けば
 イヤでも顔を合わすだろ。」
「おまえが大学に行く度に心配してちゃ疲れてしょうがないよ」
「だからもう別れるよ」
彼女は無言で泣いたままだった。
オレも混乱し、疲れてどうしたいのか自分でも判らなかった。

オレはそのままベットの方に行き寝転がった。
泣いている彼女を見ながら、また彼女が見知らぬ男に
抱かれているところを想像して興奮してきた。
悔しさと怒りとわけのわからん興奮が渦巻いて、なにか
彼女をメチャクチャにしたい衝動に駆られた。
「こっちへ来いよ」と彼女に声をかけると、彼女は
立ち上がってフラフラとベットまでやってきた。
オレはベルトをはずし、ズボンを脱いで椅子まで放り投げると
トランクスを下げて彼女に命令した。
「くわえろよ」
彼女は一瞬躊躇したが、黙ってベットの上に上がってきた。


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