【2/2】彼女にプロポーズした。沈黙する彼女。暫くして彼女は重い口を開いた。「ごめんなさい。あなたに話さないといけない事があるの…」彼女はそう言うと泣き出した。
娘の父親が言うものじゃないわ」
彼女の姉も「お父さんがプロポーズしてどうするの?」
そう言い、場が笑いで包まれた。
横目で彼女を見たが、彼女は俯いたままだった。
791 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:26:01 ID:dYjsW0YuO
それから一ヶ月後の彼女の23歳の誕生日。
俺は彼女を恵比寿のイタリアンに誘った。
そこは二人で何度も行った店だった。
二人で食事を楽しんだ後、
エスプレッソを飲みながら…
会話が結婚の話になった。
俺は「まだ準備もしてないけど、エリカが嫌じゃなければ結婚しないか?」
って言った。
沈黙に耐えられずに…続けて「プロポーズみたいな重いもんじゃないよ」
みたいな事も言った。
795 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:31:04 ID:dYjsW0YuO
時計の針がカチカチ鳴ってるのが聞こえ、
周囲の喧騒が聞こえなくなってくる。
カチカチ…カチカチ…
暫くして彼女は重い口を開いた。
「ごめんなさい。あなたに話さないといけない事があるの…」
彼女はそういうと泣き出した。
「いいよ、言わなくて」
それが俺の無意識に出た言葉だった。
797 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:37:22 ID:dYjsW0YuO
「言わなくてもいい事だってあるんだよ。
俺はお前の全てを受け入れる覚悟してるから…」
エリカは泣きじゃくっていた。
そして「私も同じ気持ちなの!でも、
あなたに言わなければ一生後悔する!」
彼女は続けた。
「実は会社の…」
俺は彼女の名前を呼び制止させ…
「知ってるよ、問題は既に解決してる」
彼女は信じられない…という表情を見せた。
799 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:39:48 ID:CBNHzWAa0
>>797
(・∀・)カコイイ!!
800 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:40:54 ID:x5snQmpT0
激しくGJ!
801 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:46:25 ID:dYjsW0YuO
「嘘、嘘でしょ…当てずっぽうでしょ?」
彼女は懇願するように俺に聞いた。
俺は少し間を置いてから
「藤原だろ?」って答えた。
彼女は冷めた目で俺を見つめ「何で?何で?…」
と繰り返し、俺が答えないのがわかると…
「信じられない!」って席を立った。
俺も伝票を取り後を追いかけたが、
支払いをしている時に彼女は走り出した。
レジを打つ間が待てなくて「これで足りるよね?」って財布から
3、4万を抜き出しマネージャーに渡して後を追った。
エレベーターは既に降りていたので階段を必死にかけ降りた…。
802 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:50:06 ID:dYjsW0YuO
階段を必死に降りながらも後悔していた…と思う。
正直、記憶がなかった。
一階に辿りつき、辺りを見回したがエレベーターホールには人影もなく、
エレベーターも止まっていた。
どっちだ?と飛び出した瞬間…
803 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:52:44 ID:jSzAxLIU0
ドキドキ
804 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:53:32 ID:dYjsW0YuO
光るモノが目に入ったと思ったのと同時に衝撃が襲った。
身体が跳ねた感覚と暖かい水のような流れと悲鳴や怒声が聞こえていた。
どうやら跳ねられたらしい。
記憶がそこで途切れた。
807 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:57:47 ID:dYjsW0YuO
意識が戻ったのは救急車の中だった。
左目がぼやけていたが彼女が泣きながら救急隊員と話をしていた。
死ぬのかな?このまま死ぬのかな…
意識が朦朧としていたから断片しか思い出せなかったが、
彼女の名前を呼んだような気がする。
813 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:01:50 ID:dYjsW0YuO
救急隊員が何か言ってる…
覚えてないが、受け答えはしっかりとしたらしい。
そのまま「寝かせて…」俺は気を失ったような眠ったような状態になった。
はっきりと意識が戻ったのは
次の日になってからで俺の両親も彼女の両親も来ていた。
815 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:08:10 ID:dYjsW0YuO
結局頭を強く打っての脳滲透だったのと、
右手首を折っただけだった。
アチコチ痛いしすり傷は沢山あった。
精密検査と療養の為に五日間入院したが、後は通院にした。
事故の相手は徐行に近いスピードだったが
一方通行を逆走してしまい慌ててその区間を通り過ぎようとしていたらしい。
事故後の交渉等は父親に任せたので割愛します。
818 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:13:49 ID:/jAXyZSf0
仕事が手につかねえ、紫煙。
820 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:15:15 ID:dYjsW0YuO
暫くは右手が使えなかったが、
俺は左利きだったので問題なかった。
仕事にも影響なく、すぐに戻った。
彼女から状況だけ聞いたが、彼女は俺が支払いをしている間に
化粧直しをしていたらしい。
それに気付かずに俺は慌てて追いかけたのだが、彼女はマネージャー
からキチンと釣りを貰ったとの事だから、それも本当の話なんだろう。
彼女がエレベーターを待ってる間に俺が事故に遭ったらしく彼女は泣き
叫んでいたそうだ。時間の感覚とかがズレていて、今でも思い出せません。
821 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:16:36 ID:QqsiXPlH0
飛び出して化粧直す彼女って・・・・・
822 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:18:00 ID:5g4K7yD80
「信じられない」と言って便所に行ったのか
824 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:19:28 ID:ucXHhz090
俺も仕事が手につかねえ、紫煙。
825 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:21:55 ID:dYjsW0YuO
退院してから暫くして、俺は再度彼女にプロポーズした。
彼女は困った顔をして「でも…」
俺はとぼけて
「何の事?」
「確かオッケーだったよね?」
「もう一度返事を聞かせてほしい」
彼女は今度は嬉し涙ながらに
「わたしでよければ…」
826 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:22:50 ID:l0XfB+a/0
化粧直しって書くから変に感じるだけで
バレてるのがショック&何故ばれたのかわからないで
トイレに駆け込んで頭落ち着かせようとしたんじゃね?
と支援してみる
831 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:26:37 ID:ucXHhz090
>>826
俺もそう思う。
突然の事に混乱して、あるいは号泣しそうになって化粧室に駆け込むっていうのはごく普通。
838 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:33:38 ID:dYjsW0YuO
その後…二年後に彼女と結婚しました。
結婚後半年が過ぎた頃に何故だか帰宅拒否症になった。
俺自身でも意味がわからなかったし、理由もなかった。
毎日朝帰りが続き…それでも彼女は何も言わなかった。
839 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:39:27 ID:QqsiXPlH0
まだ波乱は続くのか・・・
841 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 10:43:07 ID:dYjsW0YuO



