2018.12.17 【1/3】何の因果か、俺は自分の彼女が他の男に抱かれるのをベッドの下でずーと聞いてた。ベッドの下から出るに出られなかったのは、勃ってたからじゃないんだ。ホントに。 未分類 この記事をツイート この記事をいいね! この記事をはてブ 【1/3】 【2/3】 【3/3】 29 : 俺のトラウマ : 03/02/18 20:43 ID:925AHRXq んじゃ脚色なしの文才なしで書き込みますね。 もう何年も前のお話です。当時は円形脱毛症になるくらい ショックを受けた出来事でしたが、今はもうどうでもいいや(笑) 当時付き合っていた彼女と食事に行く約束をしていました。 待ち合わせの時間を気にしつつ、仕事を片付けていると、 終業時間まであと少しというところで、トラブル発生。 泣く泣く彼女に約束キャンセルの電話をしました。 その当時は本当に忙しく、立て続けにドタキャンばかり してしまっていたので、その日も凄く彼女に怒られました。 すでに怒りを通り越して、こんな俺と付き合っている自分を 心底哀れんでいるような、そんな呆れた感じの声で「またね」 と言われました。 「また」なんて機会は無いのかもなぁ〜なんて考えが一瞬脳裏によぎっ たのをハッキリと覚えています。 30 : 俺のトラウマ : 03/02/18 20:51 ID:3vlyp8cw と、最初からこんな感じで書いてしまうと、もともと彼女とは うまくいってなかったんじゃないの?的なイメージになってしまいま すね。 実はそんなことはなくて、当時付き合い始めてすでに丸4年。大学の サークルで知り合った2つ年下の本当に可愛い娘でした。喧嘩はよく していましたが、仲直りするのも早くて、仲間内では結婚秒読みじゃん! なんて言われていました。 33 : 俺のトラウマ : 03/02/18 20:59 ID:TNJJ1DVH 本当に彼女を愛していましたし、彼女も愛していてくれていたと思います。 で、本題に戻りますけど、その時起こった仕事のトラブルは簡単に解決 してしまうわけなんです。でも、待機時間ばかりが長くて、すぐに彼女に 連絡とって「待ち合わせやり直し」ができるほど早く片付いたわけでは なかったのです。 プリプリ怒っている彼女に連絡するのも気が引けたし、どうしようか なぁーって思ったんですけど、彼女の部屋に行ってみることにしま した。 35 : 俺のトラウマ : 03/02/18 21:10 ID:yXmqZ8J4 それぞれのアパートを借りて住んでいましたが、お互いに 合い鍵を渡してあり、どっちかがどっちかのアパートに 入り浸っているって感じでした。 彼女の部屋は電気が消えてて明らかに留守でしたが、まぁすぐ帰って くるだろうと思って、合い鍵を使って部屋に入りました。もしかして 俺のアパートに行ってたりして?とも思いましたが、先ほどの電話で 最後に、「いいよ家帰ってひとりでワインでも飲みますよ」とちょっ とキレ気味で言ってたのを思い出しました。 貰い物の美味しいワインがあるんだと前々から言ってたので、帰ると すれば自分のアパートに間違いないだろうなんて勝手に納得して、 彼女のベッドにゴロンと横になりました。 36 : 俺のトラウマ : 03/02/18 21:19 ID:aKBPal17 ま、ちょっと仮眠程度なんて思いつつテレビだけつけて、部屋の電気 を消したわけなんですが、仕事の疲れが溜まっていたせいか速攻で 眠りに落ちてしまい気づいたときにはテレビは放送終了砂嵐状態でした。 あ?一体何時なんだ…、アイツはまだ帰ってないのかなんて思いなが ら時間を確認しようと思ったのですが、寝るときにはずしたはずの腕 時計が見当たらなかったんです。 どこに置いたっけなぁなんて眠い目を擦りながら探していると、 アパートの階段をカツンカツンと誰かが登ってくる音が聞こえてきました。 37 : 俺のトラウマ : 03/02/18 21:29 ID:dVfety32 「結婚したら新築のマンション探そう」って、口癖のように言ってた 彼女でした。 彼女のアパートは内装は改築されてまぁまぁだったのですが、外観は ボロボロでいかにも取り壊しを待ってますって感じだったんです。 女性が深夜にヒールの高い靴なんて履いて階段昇ってきたら、まだ 一段目に足を掛けただけだったとしても、二階の住人にまで足音が響 くほどでした。 足音の雰囲気で、彼女だなぁ〜とは思ったのですが、いつものように 右左と几帳面にリズムを刻むわけではなく、ダラダラとした足取りでした。 38 : 俺のトラウマ : 03/02/18 21:42 ID:atVLZy5R 玄関のドアに足音が近づいてくるにつれて、彼女がかなり酔っ払って いるんだということに気付きました。 話し声から察するに、誰かに寄り添われて送られてきた って感じです。もちろん相手は男でした。 「鍵、鍵。ほら鍵出しなってば」みたいな男の低い声と 「あははぁ」なんて笑ってる俺の彼女の対照的な声が すぐそこまで聞こえてきた時、俺の緊張はピークに達しました。 40 : 俺のトラウマ : 03/02/18 21:50 ID:0x00u7gI どうしたらいいのか全く分からずテンパってしまい、とりあえずテレ ビ消して馬鹿な俺はベッドの下に潜り込んでしまったんです。 次のページ この記事をツイート この記事をいいね! この記事をはてブ