【1/2】2人の行為を覗いた。彼女は俺の時とは格段に違い、情熱的に男に奉仕していた。なんでそんなに激しくしているんだ?俺は窓ガラスに張り付き歯を食いしばっていた。

ない等はとっくに通り越していて、ただ哀しい、それだけで
した。

名残惜しそうにSに手を振っているM子の姿が、まるで他人の
様でした。

これが、ただ単にSがM子の部屋から出てきた所を見ただけ
だったら、その場で二人を問い詰める事も出来たんだろうけ
ど、その前の晩に強烈な浮気の現場を見てしまった後では声
をかける事も出来ませんでした。

結局、その日はM子と会うことなく、仕事先に帰りました。

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その後の俺の様子は かなり酷かったみたいで、
会社の上司から休めと言われたほど憔悴していたようでした。

M子からは、普段と変わらない様子で電話がかかって来てい
ました。その日にあった事、今日何を食べたかなどの、他愛
も無い話です。

以前は、何でも無い事でもすごく楽しかった会話が、
あの時からは苦痛で仕方ありませんでした。

会話の度に、またSと会ったのか、
ひょっとしたら今一緒にいて、セックスしながら話してるん
じゃないかと、考えたくも無い妄想で気が狂いそうでした。

M子からは、俺がかなり気の無い生返事をしていたように聞
こえたんでしょうね。
「ねえ、ホントに聞いてる?」と訊かれた事が、何回もあり
ました。

そう言うこともあって、M子は俺の様子がおかしいと感づい
てきたんだろうと思います。

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あの日から1週間ほど経ったある日、M子がこんな事を訊い
てきました。

M子「ねえKちゃん、最近なにか様子が変じゃない?」

俺 「ん?そうかな?」

M子「何か電話しても楽しそうじゃないし、Kちゃんから電
話してくれてないし」

俺 「そんな事無いよ

M子「ひょっとして、浮気してない?」

俺 「…………

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M子、お前がそれを言いますか?
どんな神経してるんだ?
そんな女だったっけ?

それとも、前からそうだっただけで、俺が気付いてなかった
だけなのか?

何も言えなくて俺が黙っていると、M子が心配そうな声で言
いました。

M子「まさかひょっとして?」
俺 「そんなわけ無いだろ。」

M子「ほんとにー?」
俺 「俺は、 絶対、 浮気なんか、 しない。」

思わず激発しそうになるのを押さえる事が精一杯でした。
そうとは知らず気を良くしたM子は、こんな事を言ったんです。


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