【2/2】彼女の部屋の本棚の上にあった袋を開けた。開けた瞬間に何とも言えない臭いがした。中身は彼女の下着とバ○ブに米青液入りの避妊具が何個もぐちゃぐちゃに入っていた。
復讐という大義に酔っていた。帰りの途中俺は何故か欲情してしまい、ヘルスに飛び込んだ。ヘルス嬢があの手この手で尽くしてくれたが、結局は射精に至らずに時間切れ。自己嫌悪に陥る。783 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:02:42 ID:dYjsW0YuO次の日から溜った仕事があるので疲れていたが、彼女の実家に向かった。留守なのはわかっていたが、直接見舞いに行くのは度が過ぎている気がした。見舞いの花束を買い、彼女の実家に行き…チャイムを鳴らした。誰も出ない…しかしそれが何故か嬉しかった。門を開け、玄関脇にそっと花束を置くとメッセージを残して帰宅の徒についた。784 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:07:19 ID:dYjsW0YuO夜になり、彼女からお礼の電話があった。途中で彼女の母親が代わり、お礼を言われた。その日は夕方早くから寝てしまった。次の日からは普通に仕事に戻り、週末に彼女の父親を見舞った。彼女は俺に何かを言いたそうだったが、言い出せない雰囲気だった。786 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:14:08 ID:dYjsW0YuOそれから彼女の父親が退院する迄は平日に待ち合わせして一日、週末に見舞いを含めてのデートを繰り返した。四か月が過ぎ、彼女の父親が退院をした後の快気祝いの食事会が開かれた。俺も呼ばれて出席した。彼女の父親は久しぶりの酒の酔いも手伝って、普段より饒舌になった。そして突然「君の気持ちが変わらなければ娘を貰ってくれないか?」と切り出された。
788 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:18:33 ID:dYjsW0YuO俺やみんなが呆気にとられていると、彼女の母親が助け船を出してくれた。「そういう事は時期がきたら二人で決めるものよ。娘の父親が言うものじゃないわ」彼女の姉も「お父さんがプロポーズしてどうするの?」そう言い、場が笑いで包まれた。横目で彼女を見たが、彼女は俯いたままだった。791 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:26:01 ID:dYjsW0YuOそれから一ヶ月後の彼女の23歳の誕生日。俺は彼女を恵比寿のイタリアンに誘った。そこは二人で何度も行った店だった。二人で食事を楽しんだ後、エスプレッソを飲みながら…会話が結婚の話になった。俺は「まだ準備もしてないけど、エリカが嫌じゃなければ結婚しないか?」って言った。沈黙に耐えられずに…続けて「プロポーズみたいな重いもんじゃないよ」みたいな事も言った。795 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:31:04 ID:dYjsW0YuO時計の針がカチカチ鳴ってるのが聞こえ、周囲の喧騒が聞こえなくなってくる。カチカチ…カチカチ…暫くして彼女は重い口を開いた。「ごめんなさい。あなたに話さないといけない事があるの…」彼女はそういうと泣き出した。「いいよ、言わなくて」それが俺の無意識に出た言葉だった。797 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:37:22 ID:dYjsW0YuO「言わなくてもいい事だってあるんだよ。俺はお前の全てを受け入れる覚悟してるから…」エリカは泣きじゃくっていた。そして「私も同じ気持ちなの!でも、あなたに言わなければ一生後悔する!」彼女は続けた。「実は会社の…」俺は彼女の名前を呼び制止させ…「知ってるよ、問題は既に解決してる」彼女は信じられない…という表情を見せた。799 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:39:48 ID:CBNHzWAa0>>797(・∀・)カコイイ!!800 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:40:54 ID:x5snQmpT0激しくGJ!801 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:46:25 ID:dYjsW0YuO「嘘、嘘でしょ…当てずっぽうでしょ?」彼女は懇願するように俺に聞いた。俺は少し間を置いてから「藤原だろ?」って答えた。彼女は冷めた目で俺を見つめ「何で?何で?…」と繰り返し、俺が答えないのがわかると…「信じられない!」って席を立った。俺も伝票を取り後を追いかけたが、支払いをしている時に彼女は走り出した。レジを打つ間が待てなくて「これで足りるよね?」って財布から3、4万を抜き出しマネージャーに渡して後を追った。エレベーターは既に降りていたので階段を必死にかけ降りた…。
802 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:50:06 ID:dYjsW0YuO階段を必死に降りながらも後悔していた…と思う。正直、記憶がなかった。一階に辿りつき、辺りを見回したがエレベーターホールには人影もなく、エレベーターも止まっていた。どっちだ?と飛び出した瞬間…803 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:52:44 ID:jSzAxLIU0ドキドキ804 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:53:32 ID:dYjsW0YuO光るモノが目に入ったと思ったのと同時に衝撃が襲った。身体が跳ねた感覚と暖かい水のような流れと悲鳴や怒声が聞こえていた。どうやら跳ねられたらしい。記憶がそこで途切れた。807 :えっちな21禁さん:2005/10/12(水) 09:57:47 ID:dYjsW0YuO意識が戻ったのは救急車の中だった。左目がぼやけていたが彼女が泣きながら救急隊員と話をしていた。死ぬのかな?このまま死ぬのかな…