【3/3】「あの・・・ごめん・・・あたし・・・別れたいの」と彼女。別れ話をラブホでされるとは思ってもいなかった。とっても短いご休憩だった。料金は彼女が払ってくれたw

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743 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:00:47 ID:U5uKTYdi0
今日エッチしたとき、ちゃんとヒデって言えた。 嬉しかった。雅人にはちゃんと言わないと。 別れないと。
雅人が急に来た。 ヒデがいるからびっくりして、追い返してしまった。 ホテルに行って、別れ話をした。 なんでこうなったんだろう。 ホテルに行く前ヒデは「いない方がいいだろ」 って出ていった。
アパートで雅人にお金を置いてかれた。 披露宴に出て欲しいって。どうしよう。
ヒデが来た。披露宴のことを話した。 ヒデはすごく悩んで「行っておいで」と言った。 雅人とのこと確認しておいでって。 本当は行きたくない。でもこのままじゃダメだから行こうと思う。
披露宴に行く日、ヒデが見送りに来てくれた。 嬉しいけど、これから雅人に会うと思うとつらい。
744 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:06:45 ID:U5uKTYdi0
帰ってきた。すごく悲しくなった。 雅人の病気のこと。連絡取れなかったこと。 全部聞いた。病院にも行った。

すごくひどい女だ、私。 雅人のつらいの、分かってなかった。 ヒデに甘えてる間もつらかったのに。 雅人としたかったけど、できなかった。 当たり前だ。ひどいことしてるんだもの。 どうしよう、別れようって思って行ったはずなのに、 やっぱり雅人が好きだ。 ヒデにもひどいことした。自分が分からない。
ヒデが来た。求められてした。 激しかったけど、いつもみたいに感じなかった。なんでだろ。 雅人に悪いことしてるからかな。ヒデにも悪い。
ヒデが泊まっていった。したいって言われたけど断った。 なんかできない。気持ち悪い。 745 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:12:04 ID:U5uKTYdi0
雅人に来てって電話した。 再来週に来てくれるって。嬉しいよ。 でもヒデのこと訊かれて苦しかった。 まだヒデのことも好きなのかな。 雅人だけ好きになりたい。自分が嫌い。
ヒデに求められた。したけど、全然気持ちよくない。 もう止めて欲しい。 ヒデにごめんって言っても、分かってくれない。 エッチが怖いよ。
もうすぐ雅人が来る。早く来ないかな。 ヒデは最近学校が忙しいのかな。来ない。 でも来ないとなんか安心する。 ヒデの顔を見るのが怖い。
ヒデが来た。でも帰ってって言った。 ヒデはなんでって訊いたけど、答えられなかった。 雅人、ごめんなさい。ヒデ、ごめんなさい。 ヒデは帰ってくれた。ほっとした。
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 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:19:02 ID:U5uKTYdi0
読んでてだんだん吐き気を感じてきた。 やっぱり真理がヒデに抱かれてる事実を知るのはつらい。 馬鹿なことをしたと思う。
無性に自分に腹が立って、酒でも飲まないとやってられなくなった。 浴びるように飲む。
もともと下戸の俺は、すぐに気持ち悪くなった。 薬も飲んでるというのに、酒なんて。
目が回る。吐くなと思う寸前で、 なんとかトイレに這い出して吐きまくった。 這ったまま部屋へ戻る。目が回ってどうしようもない。 ドアが開くような音がしたけど、そこから先は覚えてない。
めまいが少し楽になった。真理の膝枕で寝ていたようだ。 真理が泣いたまま俺を見てる。 「雅人・・・なんで?・・・ごめん・・・」 真理は俺が見てしまったのを分かったようだ。 俺もうまいことやればいいのになw 751 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:27:11 ID:U5uKTYdi0
真「電話する!今、電話する・・・」 真理が言う。
俺「動けないし、俺・・・もちっと待ってよ・・・」
ヘタレだ、俺。夜になるまで二人でゆっくり眠る。
夜。 いつもの公衆電話に行く。 ちょっとフラフラだけど、ここが正念場だ。 真理が番号をプッシュする。しばらくの間。
真「あ・・・ヒデ・・・明?」
真理の表情がこわばる。
真「あの・・・ね・・・。   もう、やめよ?・・・もう、来ないで・・・」
受話器の向こうで困惑してるヒデの様子が理解できる。 俺もそうだったからな。
真「ごめん・・・なさい・・・秀明とおつき合い、   できない・・・雅人がいい・・・」
真理が俺に助けを求める目をしてる。 頭を切り換えて、受話器を受け取る。
俺「もしもし、雅人です・・・分かるよな?」
秀「はい・・・分かります・・・」 753 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:33:34 ID:U5uKTYdi0
俺「なんで、手を出した?」
秀「・・・好きになったから・・・」
俺「俺がいるのを知ってて?」
「はい」
「・・・ひでぇ男だな・・・」 「あなただって!」 電話は長くなった。詳細を書いても仕方ないので書かない。 要は「もう来んな。この間男」と決着つけただけ。 でも話をしてヒデも俺と似て毒男だよな、とは思った。 なんつか、今のご時世じゃなんでもありって感じだけど、 昔だし田舎だし、まだウブってのが残ってたんだな。
約束通り、ヒデはもう真理のところへ来なくなった。 真理の実家にも顔を出さなくなったらしい。
結局、俺と真理は元サヤになったというわけ。 でも気持ちは元通りというわけにはいかなかったな。 754 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/26() 14:37:10 ID:U5uKTYdi0