彼女の手帳を見た。「夜、康一(僕の名前)からTELあった。『宗谷岬に着いたぞー!』だって。なんかスゴく楽しそうな声だった。ゴメンなさい、康一。」なにがだしw

476康一02/11/1906:54ID:DbW+oz7K
結構前からロムらしてもらってたんですが、
僕の体験談を徹夜で仕上げましたんで貼らせて下さい。

結構長い(10レス程度)んでウザいと思う方は読み飛ばしてやって下
さい。

連続カキコ規制とかに引っかからなければ一気に最後まで貼ります。
あと、全部仮名です。一応。

477康一02/11/1906:58ID:DbW+oz7K
彼女(由希:仮名)とはバイト先で知り合いました。
僕より1つ上の大学2年生で、僕から告白して付き合い始めました。
あまり派手なタイプではなく、おっとりした感じ。

けっこう可愛いほうで、学年では無理でもクラスで1〜2番人気にはなれそうなコ。
体型とか雰囲気なんかは芸能人でいうと酒井美紀さんに似てると思います。
1年ほどは何の問題も無く付き合ってました。

事の発端は僕が大学2年の時の夏休み。
高校の友達と「野郎だけでのムサい北海道1周旅行」に行った時でした。
2週間弱ほど。

由希は「なんで私と(の旅行)じゃないの〜」みたいな感じで少しスネてましたが、
気兼ね無い男友達だけの旅に、僕だけ彼女連れてけるワケも無いんで、
「お土産買って来るから」とかなんとか言ってどうにか説得しました。

478康一 02/11/1906:59ID:DbW+oz7K
北海道旅行はホント楽しかったです。関係無いので割愛。
んでまあ帰って来たワケですが、とりあえずお土産やら渡すついでに
彼女ん家にお泊りすることに。

夕飯食べながら旅行の話なんかを一通り話すと、彼女は心から笑って
「ほんとに楽しい旅になって良かったね」と言ってくれました。

今思うとあの笑顔に裏があったなんて正直信じられませんが・・・。
皆さん、女性の笑顔ほど信用ならんものは無いですよ、ホント(ニガワラ

479康一02/11/1906:59ID:DbW+oz7K
んで翌日。
目を覚ますと既にベッドの隣に由希の姿は無く、
学校に出かけた後でした。
(大学違うんで夏休みの期間も少しズレてたんです。)

TV見ながら遅い朝食をとりつつ、由希が帰って来るまでヒマだなー、
とか考えてました。

そんなときふと由希の机の上に目をやると・・・ポツンと彼女の手帳が。
昨晩遅くまで話してたんで、寝過ごして慌てて忘れていった模様。

罪悪感はありましたが、迷うことはありませんでした。皆さんの期待
どおり手帳を見る漏れ。
(ちなみに由希の手帳を見るのはこれが初めてでした。)

スケジュールのとこに短くではありますが、その日の日記みたいなの
がつけてありました。やっぱりというかなんというか、僕のことに触
れてある日が多かったです。他愛も無い電話の内容とか。

最初は微笑ましく読んでたんですが、戦慄が走ったのはここ2週間
(旅の間)の部分を読んだときでした。

480康一02/11/1907:08ID:QW9sTYyf
金曜土曜が空白になってて、日曜のとこにまとめてこう書いてありました。

『金曜、石川さんがウチに来た。誕生日だったって。
晩御飯作ってあげて、一緒に食べた。
ケーキとワインでお祝いした。

土曜日、初めて石川さんと2人でお買い物に行った。
お祝いにネクタイを買ってあげた。
石川さんも何か買ってくれるっていったけど断った。

(日曜の)夜、康一(僕の名前)からTELあった。
「宗谷岬に着いたぞー!」だって。
なんかスゴく楽しそうな声だった。ゴメンなさい、康一。』

481康一02/11/1907:08ID:QW9sTYyf
・・・頭に血が昇るのを感じました。つーか、理解不能。なに?コレ。

石川?なんか聞いたことある名前・・。それも由希の口から。
確かバイト先によそから配属されたばっかの25〜26才の社員さん
だったような。

(彼女は続けてたけど、僕はこのとき既にバイト辞めてたので直接面
識はありませんでした。)

確かに宗谷岬から電話しましたよ。
「俺が今日本最北端の男ダァー!」ってなノリで。
なんだよ。これじゃ完全にピエロじゃねーか俺。末代までの恥だよホント。
ゴメンなさいって何だよ。
やっぱ浮気したってこと?しかもつい1週間ほど前に。

しかし不思議なことに、沸き上がるのは怒りの感情というよりは、
むしろ嫉妬からくる愛おしさというかなんというか、とにかく今まで
味わったことの無い、胸を引き裂かれるような感情。

早い話、日記読みながらボッキしちゃったワケであります。お恥ずかしい。

何にしても、このままにはしておけない。由希の帰りを待って問いた
だそうと決意しました。

482康一02/11/1907:09ID:QW9sTYyf
夕方、由希が帰ってきました。ニコニコしながら。
なんか夕飯の材料を買ってきたようで、スーパーの袋を下げてます。
「オイ、石川にも作ってやったんだろソレ」(心の声)。

最初は笑顔でしたが、僕の憮然とした雰囲気をすぐに察知して、
「どうかした?」と由希。ちょっとためらいましたが、
意を決して切り出しました。

「石川って人、ココに泊まったの?つーか、それってあのバイト先の石川さん?」
予想外の言葉にハッとする由希。たたみかける俺。

「ごめん、悪いと思ったけど手帳見てしまった。そしたら色々書いて
あったから。別に俺と付き合うのが嫌ならハッキリ言ってよ。
石川のがイイって言うなら別に俺は何も言わんから。」

483康一02/11/1907:10ID:QW9sTYyf
すると由希はすぐに両目にいっぱいの涙を浮かべて、蚊の鳴くような
声で「・・・ゴメン」

女の最大の武器に一瞬ひるみそうになる俺。
いやまて、俺は悪くないぞ。うん、何も悪くない。

俺「ほんとに泊まったの?Hした?」

由希「・・・うん。本当にゴメンなさい。でもね、そんなつもりじゃ無かったんだよ!」

Hしたと聞いて頭がカーっと熱くなる。じゃあどんなつもりだよ、
と心のツッコミを入れる俺。

俺「俺にだって一応プライドあるんだよ。由希がそういうことなら別