【1/3】「高平の前でした事を俺の目の前でもやって見ろ。」彼女が驚いた顔をした。高平の玩具に成り下がっていた彼女を俺は許せるのか。自問自答を繰り返すが、答えは出てこなかった。


「あほか。お前こそなんだ?俺に会いたくなったんだろ?」
「いや営業の途中で気分が悪くなって・・まあいいや。さぼった。」

相変わらずの会話だった。

「たまには何か作ってあげる。つうか肉じゃがだけど。」

「なんで肉じゃがなの?」
「男は愛する人に肉じゃが作ってもらうと嬉へしいんでしょ?」

「まあ何でもうれしいよ。ところで作れるん?」
「当ったり前でしょー?まあ座って待っとけ!」

肉じゃがの材料渓一緒に、料理の本まで買ってくる所が千春らしい。

975
  良介  03/07/02 11:59 ID:7JFkRRq+
私はベッドの上に腰掛け、台所に立つ千春を見ていた。
千春は時々隠れてレシピを見ているようだ。
ふと私は千春を試して見たくなった。

「千春。SEXしよう。」

千春が一瞬驚いたような表情をした。
私は普段こんな事は口にしない。
千春がどういう反応をするか見てみたかった。

「アホ!真昼間から何言ってんの?
すぐ出来るから茶でもすすっとけ!」

そういって千春はペットボトルの緑茶を投げてよこした。
やはりいつもの千春だ。私の知っている千春だ。

979  良介  03/07/02 12:34 ID:7JFkRRq+
千春は肉じゃがが出来ると器に盛り、
先ほどの年配の女性の自宅へ届けに行った。
あの女性は夫に先立たれ今は一人暮らしの筈だ。
そういう事を知って千春は行動している。

夜になり、千春を抱いた。
いつもと同じ様に抱いた。
いつもと同じ様に恥じらいをみせる。
いつもと変わらぬ千春がそこにいた。

ビデオが届いたのはそれから2週間後の事だった。
前回のより一回り大きい茶封筒。
もう中身は見なくても解った。

981  良介  03/07/02 12:43 ID:7JFkRRq+
部屋に戻り、ビデオテープを取り出した。
タイトルにはこう書かれていた。

「あなたの知らない世界」

意味は考えるまでもない、千春の事である。
私の知らない千春がこのテープに収まっている。
カセットテープの時とは比較にならない程、
鼓動が高まっている。
ビデオテープを持つ手が震える。
私はこれからこれを見る。
そして ある決断を下す事になるだろう。

言うまでも無く千春との別れだ。

そう考えると涙がこぼれた。
テープを握り締めしばらく泣いた。

・・そして想いを断ち切るかのように、ビデオデッキに挿入した。

982
  えっちな21禁さん  03/07/02 12:45 ID:Pj8/sAmK
切ないねぇ・・・

983
  えっちな21禁さん  03/07/02 12:49 ID:ozDOXTmq
見てしまったんだ・・・

984
  良介  03/07/02 12:55 ID:7JFkRRq+
テレビの電源をつけ、ビデオの画面に切り替える。
そしてまもなく黒い画面が切り替わった。

女性の局部が画面いっぱいに映し出された。
そして・・悲しい事にそれは見覚えのある形だった。

画面の横から見知らぬ男の顔が入って来た。
男は そのまま局部に顔をうずめていった。

執拗に舐めまわす男の舌、濡れているのが
唾液だけで無い事がわかる局部。
女は突然痙攣するように反応している。
そして悲しんでいるように喘ぐ女の声が聴こえる。

985  良介  03/07/02 13:13 ID:7JFkRRq+
男は舐めるのを中断し、ビデオカメラに手をのばしてきた。
カメラが固定から男の手に替わった。

画面が揺れる。
先ほどまで舐めまわしていた局部にカメラを近づける。
濡れて嫌らしく光るそれは、恥ずかしげもなく
画面いっぱいに映し出されていた。

カメラはそのまま上に移動する。
見覚えのある陰毛、見覚えのある胸。

そして見覚えのある顔・・

恥ずかしそうに笑って顔そむけるが間違いなく千春だった。

12  良介  03/07/02 13:48 ID:7JFkRRq+
「千春ちゃん恥ずかしいですかあ?」

男が千春に向かって話しかける。

「恥ずかしいですう・・」

笑って千春が答える。
その笑顔は悲しくなるほど綺麗だった。

「高平さん、本当に誰にも見せないでね・・」
「ええーどうしよう・・彼氏に見せてあげたいなあ・・」

「だめだめだめ!ほんとにやめて?ね?高平さんのオナニー用!」
「わかったわかった。
でもさ彼氏の前でもこういう姿みせてあげなよ。
可愛そうだよ。」

「良ちゃんは高平さんとは違うの!もうカメラ止めてよ〜」

男は相変わらず私を挑発する。
この男は高平という名前のようだ。
千春との会話でも聞いたことの無い名前だった

14  良介  03/07/02 13:51 ID:7JFkRRq+
惨めさと興奮が入り混じる。
私は高平の挑発に見事にのっている。

高平はそれを一番見たい筈であろう、
高平と千春のSEXを見ながら
私がマスターベーションをする姿をだ。

その暗示に掛かるようにわたしはズボンを脱ぎ始めた。
・・そしてそれを予想してたかのように、
高平は千春にも同じ事を要求した。

「千春ちゃん。オナニーしてよ、これで。」

高平の手には小型のローターが握られていた。
高平は私に見せるかのように画面のまえで揺らしてみせた。

無論 私はこのような類を千春とのSEXで使用したことなどない。
そういうSEXを一番嫌がるのは千春だと思っていたからだ。

17  良介  03/07/02 14:08 ID:7JFkRRq+
「えぇ〜・・・カメラの前では恥ずかしいなあ・・」

千春が発した言葉からは、既に経験があると言う事が推測できる。
千春が男の前でそんな事をするのであろうか?

「いいじゃん。俺もこれ見てオナニーするんだからさ。お互い様。」
「ええ・・じゃあ高平さんもそこでして!ね?して?」

千春の甘えた声が許せなかった。
しかし心のどこかで千春のそんな姿を見てみたい気がしていた・・・

「わかった。するからさ。早くしてよ。」

千春はベッドの上で壁にもたれかかる様に座った。
そしてカメラの前で再び足を広げていった。

24
  良介  03/07/02 14:40 ID:7JFkRRq+
千春が自らの手でローターを局部に当てた。
そして自らの手でそのスイッチを入れた。

その瞬間小さな機械音が聞こえて来た。
千春は苦悶に似た表情に変化した。

カメラはその全てをレンズに収めていた。

「あぁぁ・・高平さんも・・・早く・・早くして?・・ぁあ・・」
「わかった。イク時は言ってね。すごい興奮するね。かわいいよ千春ちゃん。」

高平の息遣いが聴こえてきた。画面が揺れ始めた。
千春の声がだんだんと大きくなってゆく。
千春が腰を上下しはじめる、こんな姿を見るのも初めてだった。

25  良介  03/07/02 15:05 ID:7JFkRRq+
「あ・・いくぅ・・いきそう・・」
「ほら良ちゃんは?いつもみたいに謝りながらイって。」

「アァァァァァ・・!りょーちゃん!ごめんねりょーちゃん!アァァイクゥゥゥ!!」

カメラの前で千春が絶頂を迎えた。

ひとつ解ったことがある。
千春は私とのSEXで絶頂を迎えたことはない。
悲しいかな それを画面を通じて理解した。

そして千春とほぼ同時に私も絶頂に達した。

26  良介  03/07/02 15:17 ID:7JFkRRq+