仕事中に具合が悪くなって早退すると、合鍵持ってる彼女が浴室でキャッキャと浮気してたw 「いや!別れたくない!心は俺男にあったんだからこれは浮気じゃない!」じゃあなんだよw


471: 6 2009/08/25() 04:24:31 ID:sq+G4d6N0
そこまで言うと自宅の住所を教えて、近くまで来ればB子が迎えにいくと伝えて電話を切った。
そこまで連絡して自分の両親に電話してないのに気がついたので、自分の両親にも連絡をした。
気取って話す必要もないので、簡単に状況の説明をして、これから狭い俺の家で鮨詰めになって話し合いになると伝えた。
俺の家は基本的には放任なので、落ち着いたらまた連絡しろと言われて電話を切った。
ただし、親父が敬語になってたので、相当怒っていると言う事は容易に想像できた。

少しすると、A子両親、間男両親、B子両親から連絡が来たので、二人で迎えに行った。
もちろんテーブルは設置した。
アパートに着くなり、風呂場の前の惨状を見た3組の両親絶句。
とりあえずテーブルをどかして、何とか通れる隙間を作ると部屋まで案内する。
やはり心配なのか、A子両親と間男両親が扉に向かって声をかけた。
その頃には風呂場も静かになっていたのだけど、まさか両親まで来てるとは思ってなかったらしく、「ひ!」と言う声も聞こえた。


475:
 7 2009/08/25() 04:29:41 ID:sq+G4d6N0
両親を部屋まで案内した後、録音しなきゃと思って、パソコンをつけてマイクからPCに録音する事にした。
そこまで準備が出来たところで、風呂場のバリケード開放。
ゆっくりと扉を開けると座り込んで泣いてるA子と呆然とした間男がいた。もちろん二人とも裸だった。
二人に下着とタオルを渡して部屋まで来るように伝えるとモソモソと動いて部屋まで歩き始める。
そこで初めに動いたのが間男父。
部屋に戻ろうと後ろを向いた瞬間、物凄い勢いで横を抜けて鈍い音と共に振り返ると間男が崩れ落ちてた。
吹き飛ぶとかそんなではなく、文字通り崩れ落ちた。
その様子を見てA子は「ひぃ!」と小さく悲鳴を上げて固まっていたが、A子両親の声で恐る恐るという感じで部屋に入る。
間男父は間男の髪を掴んで引き摺って部屋までつれてきた。

ここからは簡単だった。
録音をしてる事を伝えて、観念したようなA子に経緯の説明をさせた。
A
子曰く、俺男派良い人だけど、最近マンネリ気味で何か今ひとつ物足りなさを感じてた。
そこに同じ会社の間男から言い寄られて、悪いと思いつつも関係を持ってしまった。
間男に婚約者がいる事も知っていたが、バレないと思っていた。
間男との関係は2ヶ月ほど前から。
間男は体だけの関係、心は俺男にある。


477:
 8 2009/08/25() 04:33:09 ID:sq+G4d6N0
具合が悪いからかA子の話が気持ち悪いのか、吐き気がしてトイレに駆け込んで思いっきり吐いた。
戻ってきて心配そうな顔をしてるA子が更に気持ち悪く感じた。

その頃、間男が気がついたのか、大人しく正座してA子の横に座っていた。
同じように間男にも経緯の説明をさせると、やはりというか言い分が食い違った。
誘ったのはA子、今回が初めて。
結婚が決まって不安になっていたところに誘われて、悪いと思ったがついつい関係をもってしまった。
A
子は信じられないと言う顔で間男を見る。
ここで仁王が再度立ち上がるが、AB子父に止められ湯気が出そうな顔で座る。

二人の話が終わると俺はA子に別れる旨伝え、A子両親も仕方ないと納得した。
納得しないのはA子。

A
子「いや!別れたくない!心は俺男にあったんだからこれは浮気じゃない!」
俺「心が動いたら浮気とは言わないんだよ、それは本気と言うんだ。体だけの関係でも十分過ぎるほどの裏切りだろ。」
A
子「出来心なの!俺男と別れるなんて出来ない!それなら死んだほうがマシ!」
俺「知らん、死ぬなら俺の知らんとこで死ぬと良い。ただ、そうする事で今回迷惑をかけたお前の両親に更に深い傷を残す事になるのは忘れるな。」


479:
 9 2009/08/25() 04:37:14 ID:sq+G4d6N0
わぁぁっと泣き崩れるA子を他所にA子両親に部屋にあるA子の荷物を宅配で送る事を伝えて、B子両親には今回録音しているデータを後で渡す事を伝える。
そこで間男両親とA子両親が土下座を始める。
A
父「このたびはうちの馬鹿が本当に申し訳ないことをした。俺男君には何と言って良いか言葉もない。そちらのお嬢さんにも大きな傷を残してしまった。本当に申し訳ない。」
間男父「うちのクズがしでかした事でお二人には申し開きも出来ない。本当にすまない。」
両親に責任はないと伝えて頭を上げてもらう。
ただし、今回の事で俺はこの部屋に住み続けることは耐えられないので引越しをしようかと思う。
その費用はA子間男で負担して欲しい。
そう伝えると両家父は同じタイミングで「もちろん、そうさせてもらう」と言う。
B
子、間男の話は向こうの事なので、今日のところは間男はこのまま連れて帰る、B子両親には日を改めて謝罪と今後の事についての席を設けると伝えて着替えもそこそこに間男は退場した。
A
子はまだ泣いていたが、両親に諭されて着替え、泣きながら部屋を出ていった。

残ったB子とB子両親に改めて突然の連絡を謝罪して、連絡先を聞き、データを後で渡すと伝えたところで、緊張の糸が切れたのか意識がなくなった。
気がついた時には病院のベッドの上だった。
初めに見たのがお袋の顔だった。
ここからはうちの両親に聞いた話だが、俺が倒れた事で焦ったB子とB子両親はすぐに救急車を呼び、俺の携帯から俺の家に連絡をしたとの事だった。


480: 恋人は名無しさん 2009/08/25() 04:40:11 ID:Ad5SNSWp0
そうだた
具合悪くて早退してきたんだよな


483:
 10 2009/08/25() 04:42:00 ID:sq+G4d6N0
俺母「あんた、具合悪いならそう言いなさい。B子さんのご家族にまで迷惑かけて。お医者さんが言うには緊張から開放された事で気を失っただけだって事だけど、大丈夫なのかい?」

話し始めると止まらないお袋にああとかうんとか生返事を返して一晩病院で過ごして帰宅した。
翌日、職場に事情の説明と病気と言う事を伝えて、しばらく休めとの事で休暇をもらった。
PC
に録音したものもCDに移して、B子に渡す為に連絡を取るとB子だけでなくB子両親にまでいたく心配をされてしまって、またも申し訳なく思って謝罪をした。

この後はB子とA子の友人から聞いた話。
A
子は、俺が連絡した共通の友人から会社の同僚に知られることになって、居辛くなったのか間もなく退社。
退社とほぼ同時期に妊娠発覚、子供は中絶したらしい。
間男は、解雇までは行かなくとも、社内風紀を著しく乱したと言う事で僻地へ左遷となったらしい。
また、結婚式の費用や慰謝料なども請求されたと言う事だった。慰謝料に関してはA子にも請求したとB子が言ってた。
間男は今回の件で両親から勘当を言い渡されて、費用・慰謝料共に全額自分で支払う事になった。
この辺りはB子の弁護士を通すと言う事らしいので、今後の接触はないとの事。
俺はA子間男両親から改めて謝罪と幾らかの慰謝料をもらって引っ越した。

その後、B子と連絡を取るようになって親しくなり、B子両親にも気に入られたようで、程なくしてB子と結婚。
今は1児の父。
今では当時の倒れた時の事なんかを冗談交じりに話すまでになりました。
なるべく分かりやすくと思ったら長くなってしまいました。
こんな時間までお付き合いいただきありがとうございます。


484:
 恋人は名無しさん 2009/08/25() 04:44:19 ID:Ad5SNSWp0
自分なら呆然として、風呂場バーンして怒鳴るのが関の山