【4/8】嫁が静岡市に出かけた。用があって嫁に電話すると、バックに駅の構内放送が聞こえた。 “4時??分発 中津川行きの急行が…” 路線を調べても静岡にいないことは明白だった。
確認してくれて、呼んでくれた。 その上司は、ミンミンが「○○さんのご主人の代理でお話を伺いに来ました。」と言うと、露骨に警戒してたそうで。 自分からは一切何も話そうとしない。やむなくミンミンが、結婚後も肉体関係があった事がメール及び写メなどから、 確認がとれていることを話すと、今度は一転して饒舌に、必死に話を始める。 762: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02(土) 21:01:54.32 ID:この男は、嫁が常務と付き合っていたことを知っていて、それを承知の上で嫁と関係を持ったらしい。 普通なら、警戒して敬遠するところだが、自分が社長の親戚だからなのか、単にバカなのか。 男が言うには、仕事で苦労してる嫁を、常にフォローする立場にあった関係で、次第にそういう関係になったそうだ。 自分は、けして軽い気持ちではなくて、嫁のために随分と尽くしたと言っている。 もともと嫁は、デザイナーとして大成したいという希望があり、結婚願望が無かった。
だから自分もそんな嫁を、本人曰く「それは、もう一生懸命バックアップしましたよ。」 ただやはり嫁には、デザイナーとしての才能が決定的に足りなくて、頑張ってもどうにもならなかったらしい。 そうして、何年か経つうちに、だんだんと嫁はその夢を諦めるようになった。 そしてある時、恋人が出来たと嫁が言うので、自分は身を引こうと思った。 ところが嫁が、頑としてそれを許さないので、しかたなく、もう少しだけ見守ろうと思った。 それでも、やがて結婚が決まり、式が近づいてきたのできちんと諭して別れた。 結婚後も友人だし、困ったことがあったら力になると約束して。 と、こんな感じでこの男はミンミンに、自己弁護満載のきれいごとを並べ立ててたようだ。 763: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02(土) 21:02:49.40 ID:そして、結婚後に関係した件については、何度か電話で話をしてるうちに、どちらからとも無く、一度会おうという話になった。 勿論自分には、やましい気持ちなんて全く無かった。 ただ嫁から結婚生活についての不満なんかを聞いているうちに、つい魔がさしたというか、そうなってしまっていた。 許される話ではないことはよくわかってたので、すぐにそんな関係はやめるつもりだった。 ところが嫁に引きずられるように、ついつい複数回そんな関係を持ってしまった。 ご主人には大変申し訳ない気持ちでいっぱいだが、自分はすでに制裁を受けた身だ。 逆に、あれだけ親身になっていろいろと尽くしたのにも係わらず、あんな仕打ちをした嫁が許せない。 そこからの男の話は、まさに驚愕だった。 764: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02(土) 21:03:48.07 ID:男は、他人の家庭を壊すことになるかも知れない罪悪感から、嫁に関係の解消を迫る。 ところが、その話をした瞬間から嫁の態度が急変する。 嫁は、自分は家庭を失うリスクを犯して、それでも本気で愛していたから体を許した。 もしも妻子と別れて、自分と一緒になる気がないのに、いい加減な気持ちで関係を持ったのなら許せない。償いはしてもらう。 そう言って500万の支払うことを要求してきた。男がそんな金を払うつもりは無いと言うと。 写メやメールを男の妻子に送りつけると脅迫してきたらしい。 男がなんとかその場をやり過ごし、その後も「考える時間が欲しい」といって時間稼ぎをしていると、 ある日、突然会社にガラの悪い、やくざ者と思しき男が自分を尋ねてきた。 そして、メールのコピーとホテルでの写メを見せて「誠意ある対応がしていただけないなら、こっちにも考えがありますよ。」 といって凄んできた、上司はここにいたって進退窮まって、なんとか500万を300万に値切って金を嫁の口座に振り込む。 上司は、もしも俺からこの上慰謝料だのなんだのを要求されたり、表ざたにすると脅すなら、警察に訴えると言ってるらしい。 俺はもう完全に、自分が毎日一緒にくらしていて、よく知っている嫁と同じ人間の話だとは思えなかった。 そして、元上司を脅迫した男こそが、今現在嫁と不倫の関係にある男。 765: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02(土) 21:04:46.05 ID:前に、嫁が携帯を喫茶店に置き忘れた事件は、ミンミンの差し金だった。 嫁を尾行していた興信所の人間が、嫁がトイレに行った一瞬の隙をついて、掠め取ってきたらしい。 その時はロックは破れなかったが、特殊な方法で着信履歴と連絡先、及び保存してある写メは見られたそうだ。 そしてそこで嫁が、ある男と頻繁に連絡を取り合っていることがわかった。 名前がわかったので、嫁の経歴を逆に遡っていった結果、その男が嫁の高校の同級生だってことがわかった。 その男は、母子家庭だったこともあり、あまり裕福な境遇じゃなかったようで、高校は2年で自主退学しているが。 興信所が、高校の同級生何人かに当たったところ、どうやら嫁とそいつは高校の時に付き合ってたらしい。 男は高校を退学した後で、わりと職をてんてんとしていて、時には日雇いみたいなことで生計を立てていたこともあった。