【1/2】婚約者のM子は言った。「間とは俺とは遠慮があって出来なかった行為も躊躇無くやれた。俺が帰ってきたら、間との関係は清算して俺と結婚するつもりだった。」都合がいいわw
はありませんでした。
マスターに二人がここから出てきたのを見たと伝えると、
マスターは店が終わって他に客がいなくなった後、いろいろ
話してくれました。
俺が転勤になった後、しばらくしてからM子がSと一緒にこ
こに来るようになった事、
来るたびに親密さが増していってた事、
酔ったM子が、Sと何度も抱き合ったりキスしていた事、
たまに俺とM子が二人で来ることがあったが、
その2、3日後には必ずと言っていいほどSと来ていた事、
等でした。
俺呆然と、俺の知らない間にずっとM子とSは
今日の様な事を繰り返していたのかと、改めて理解しました。
336 :318 :03/10/13(月) 00:32 ID:ZJpn9HJc
それにしても、俺といつも来ている店を浮気の現場にするな
んて、M子もSも何考えてんだ?俺って馬鹿にされてるのか
な、それとも、もう眼中にも無いのかなって思うと、また涙
が滲んできました。
マスター曰く、普段俺と来ているこの店でデートすると、
二人とも燃えるらしいとの事でした。
マスターは、転勤前に嬉しそうに婚約指輪を見せながら、
M子との婚約を伝えていた俺が可哀相でなかなか言い出せな
かったそうで、それを聞いた後、また俺は泣きました。
二十歳台半ばにもなった男が人前でえぐえぐ泣いているのは、
かなり見苦しかったと思います。
その後Barを出ましたが、二人が抱き合って寝ているM子の
部屋に帰る事も出来ず、その晩は近くのビジネスホテルに泊
まりました。
結局、一睡もできないまま朝になりました。
夢や幻覚なら良いのにな…と思いつつ、俺はM子のマンショ
ンへと向かいました。
337 :318 :03/10/13(月) 00:33 ID:ZJpn9HJc
そこで見たのは、マンションの入り口からM子と一緒に出て
きたSの姿でした。
別れ際に、二人は軽くキスをしていました。
ああ…、現実なんだなー…
ホント、その時の気持ちと言えば、怒りとか悔しいとか情け
ない等はとっくに通り越していて、ただ哀しい、それだけで
した。
名残惜しそうにSに手を振っているM子の姿が、まるで他人の
様でした。
これが、ただ単にSがM子の部屋から出てきた所を見ただけ
だったら、その場で二人を問い詰める事も出来たんだろうけ
ど、その前の晩に強烈な浮気の現場を見てしまった後では声
をかける事も出来ませんでした。
結局、その日はM子と会うことなく、仕事先に帰りました。
338 :318 :03/10/13(月) 00:34 ID:ZJpn9HJc
その後の俺の様子は かなり酷かったみたいで、
会社の上司から休めと言われたほど憔悴していたようでした。
M子からは、普段と変わらない様子で電話がかかって来てい
ました。その日にあった事、今日何を食べたかなどの、他愛
も無い話です。
以前は、何でも無い事でもすごく楽しかった会話が、
あの時からは苦痛で仕方ありませんでした。
会話の度に、またSと会ったのか、
ひょっとしたら今一緒にいて、セックスしながら話してるん
じゃないかと、考えたくも無い妄想で気が狂いそうでした。
M子からは、俺がかなり気の無い生返事をしていたように聞
こえたんでしょうね。
「ねえ、ホントに聞いてる?」と訊かれた事が、何回もあり
ました。
そう言うこともあって、M子は俺の様子がおかしいと感づい
てきたんだろうと思います。
339 :318 :03/10/13(月) 00:37 ID:ZJpn9HJc
あの日から1週間ほど経ったある日、M子がこんな事を訊い
てきました。
M子「ねえKちゃん、最近なにか様子が変じゃない?」
俺 「ん?そうかな?」
M子「何か電話しても楽しそうじゃないし、Kちゃんから電
話してくれてないし」
俺 「…そんな事無いよ…」
M子「…ひょっとして、浮気してない?」
俺 「…………」
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M子、お前がそれを言いますか?
どんな神経してるんだ?
そんな女だったっけ?
それとも、前からそうだっただけで、俺が気付いてなかった
だけなのか?
何も言えなくて俺が黙っていると、M子が心配そうな声で言
いました。
M子「まさか…ひょっとして?」
俺 「そんなわけ無いだろ。」
M子「ほんとにー?」
俺 「俺は、 絶対、 浮気なんか、 しない。」
思わず激発しそうになるのを押さえる事が精一杯でした。
そうとは知らず気を良くしたM子は、こんな事を言ったんです。
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【2/2】



