【1/2】妻が震える声で言った。「本当にごめんなさい。あなたには何とお詫びしたらいいかわからない」床に額をこする妻の姿を見て、俺は泣きそうになった。すべて夢ならとさえ思った。
夫「本当に申し訳ありませんでした!」
妻「もう!本当にあんたバカ!!」
とりあえず家にあげ、泣いている俺の妻を落ち着かせ話を聞くことにした
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:50:12.15 ID:
佐藤は妻が勤めていた会社の課長だった
一年ほど前(2人目を身ごもる半年ほど前)から何回か会っていたらしい
妊娠が発覚してからは、一切会っていないということだった
たまたま一緒にいるところを目撃した佐藤妻の友人からの連絡で発覚したらしい
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:52:54.50 ID:
辛い展開
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:53:20.92 ID:
説明を終えると佐藤夫は「償いはする」と何度も頭を下げた
しかし俺は突然の出来事で混乱していたため「とりあえず今日のところはお引き取りください」と佐藤夫婦を帰らせた
残ったのは俺と妻だけ。怒りもあったし悲しみもあった
ただどんな顔をして何を言えばいいのか全く分からなかった
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:54:20.86 ID:
ほうほう
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:56:38.18 ID:
24年前はCDじゃなくレコードが主流だったんじゃない?
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:59:31.34 ID:
>>62
そうだね。CDが出始めてすぐかな
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 13:56:50.20 ID:
しばらくすると妻が震える声で言った「本当にごめんなさい。あなたには何とお詫びしたらいいかわからない」
床に額をこする妻の姿を見て、俺は泣きそうになった。幸せな家庭を築くことが幼いころからの夢だったのに
それがガラガラと音をたてて崩れていくのがわかった
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:00:15.28 ID:
初めての男と結婚する女は浮気に走りやすい
これ豆しきち
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 15:06:07.56 ID:
>>67
だって一人しか経験無いとか
男もそうだが
耐えられないよな
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:02:19.34 ID:
「なんで浮気なんてしたの?」精一杯の声を振り絞って聞いてみた
妻はいっそう強く肩を震わして、しゃくりをあげながら
「あなたが完璧すぎて私は必要とされてないと思った。寂しかった」と答えた
自分は主婦なのに家事ができなくて、俺に負担ばかりがかかってるから
自分は相手にされないと思ったらしい
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:06:36.14 ID:
「なんだよそれ……」俺は疲れていた。すべて夢ならとさえ思った
「本当にごめんなさいぃぃ」妻は涙と鼻水をボロボロと垂らしながら叫んでいた
「ごめん、ちょっと色々と考えさせてね」
それしか言えず、俺は部屋に籠もった
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:12:05.11 ID:
普通に考えれば離婚だろう。ただ子どものことを思うとそれはしたくなかった
俺の両親はあまり仲の良い夫婦ではなかったので、自分のような惨めな思いは子供にさせたくなかった
ただやっぱり妻を二度と愛する気にはなれなかった
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:13:25.15 ID:
やっぱ結婚てメリットないよな
生涯独身でいいや
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:17:42.61 ID:
ある程度、考えをまとめてから妻のもとへ向かった。妻はぼうっと掃除機をかけていた
俺「君はこれからどうしたい?」
嫁「私には何も言う権利はありません。あなたの言うことに従います」
妻は俺の挙動に敏感になっていて、すごくビクビクしていた
俺「俺は離婚だけはしたくない」
俺の家庭への思いを述べた
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:23:09.39 ID:
妻はまた泣き出した。子供の話をするたびに自分がしたことの罪悪感で潰されていた
俺はすべて話したあとに「ただこれは俺の考えだ。君が別れたいなら構わない」と言った
妻は何度も首を振りながら「あなたさえ許してくれるなら、償わせてほしい」と頭を下げた
これで終われば良いのかもしれないが、俺は妻に言わなければならなかった
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:27:11.88 ID:
「ただ、君と僕は夫婦ではない。あくまで子供たちの親として一緒に生活するだけだよ」
「たしかに僕にも問題があったかもしれないけど、やっぱり君のやったことは許せない」
「子供たちがいなくなればそれで僕たちの関係も終わり。それでもいい?」
妻は何度も何度も頷いていた
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:30:20.68 ID:
俺と妻の話はそれで結審した。
佐藤夫婦は離婚した。慰謝料については丁重にお断りした
そしてあと一つ重要な赤ちゃんの問題については
俺は誰の子であろうと自分の子として育てると言った
佐藤夫はもしも自分の子供なら養育費だけでも払わせてくれといったが俺は断った
そして「子供とあなたは無関係な人間でいてくれ、将来においても一度も会わせる気はない」と告げた
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:33:36.17 ID:
胸くそ悪い話だな
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:34:59.15 ID:
そして半年ほどで赤ちゃんが生まれた。俺の望んだ通りの女の子だった
ただもちろん心境は複雑だった。誰の子だろうが関係ないとは言ったが
むろん自分の子であるに越したことはなかった
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:36:11.84 ID:
D・N・A!D・N・A!
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 14:37:02.79 ID:
子の判定は血液で簡単にわかった

