【2/3】「高平の前でした事を俺の目の前でもやって見ろ。」彼女が驚いた顔をした。高平の玩具に成り下がっていた彼女を俺は許せるのか。自問自答を繰り返すが、答えは出てこなかった。


あれから間もなく千春は以前勤めていた会社を辞めたという。
高平との事はこの時あえて聞かなかった。

172  良介  03/07/03 12:23 ID:6sKJFxDE
「良ちゃんは元気だった?」

「ああ。新しい彼女が出来た。」

千春に嘘をついた。

「そう・・・どんな人?」

「そうだな・・・千春とは違うタイプだな。
 でも好きなんだ。だから・・解るよな?」

これで千春が帰ってくれると思った。
しかし、千春の返答は私にとって予想外だった。

174
  良介  03/07/03 12:54 ID:6sKJFxDE
「私は2番でもいい・・2番目でいいから・・」

「お前とは別れただろう?もうそういう事言うな。」

「私は別れるなんて言ってない。
 別れるって言ったのは良ちゃんだけ。」

「黙れ」

「でも一緒に居れるなら2番でいい・・だから・・」

「俺はそういう付き合い方はできない。俺はお前と違う。」

「私は良ちゃんの事一度だって2番だなんて思ったこと無い!!」

「ふざけるなっ!!!」

珍しく大声を上げた。
千春が驚いてとっさに目をつぶった。

177  良介  03/07/03 13:07 ID:6sKJFxDE
「高平とはどうなった?」

自分でも一番思い出したくない名前を口にした。
しかし、一番気になる事だった。

「その名前は言わないで・・」
「会っているのか?」
「会ってない!あれから一度も会ってないよ!信じてえ!」
「別れたと言う意味か?まあ今となっちゃあどうでもいいよ。」

千春がうつむいた。傷ついてる筈だ。
しかし早くこの部屋から出て行ってもらいたかった。
そうしないと千春を押し倒してしまいそうだった。
そして以前の自分に戻ってしまいそうだった。

追い討ちをかけるように私はさらに千春を傷つける。
自分でも信じられない程、残酷な言葉を投げつけた。

185  良介  03/07/03 13:55 ID:6sKJFxDE
「千春・・・」

千春が顔を上げる。

「高平の前でした事を俺の目の前でもやって見ろ。」

千春が驚いた顔をした。そしてすぐにうつむいた。

「俺の前では出来ないか千春?やっぱり俺じゃ駄目か?」

千春はしばらくうつむいたままだった。
ひざの上でこぶしを握り締めていた。
その拳の上に涙が落ちていた。

千春が涙を拭いた。
そして千春はゆっくりとブラウスのボタンを外していった・・

186
  えっちな21禁さん  03/07/03 13:56 ID:LU1uzqAU
千春の本性キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

188
  えっちな21禁さん  03/07/03 14:01 ID:roto1ANg
切ない!悲しいよ、こんなH。
つらいねー。

190
  良介  03/07/03 14:12 ID:6sKJFxDE
千春が下着姿になった。
こうして見ると随分と痩せたようだ。
千春は下着姿のまましばらくうつむいたままだった。

「良ちゃん・・・」

「何だ?」

「・・・ビデオ・・見た時どう思った・・?」

「前にも言っただろう。」

「軽蔑した・・?」

「当たり前だろう!」

191  良介  03/07/03 14:29 ID:6sKJFxDE
しばらくして千春が顔を上げた。
千春はその大きな瞳にいっぱいの涙を浮かべ、私を見つめていた。
そしてふいに強がりのような笑顔を見せた。

「良ちゃんの目の前で(ビデオと)同じ事したらうれしい?」

「ああうれしいねえ。うれしいけどもう服着ていいよ。」

私は千春の顔を見て心が痛んだ。
やっぱり心のどこかで忘れらない想いがある。

「うれしい?」

千春は涙声が混じっているが、明るい声で私に問い掛ける。
強がっているのが手に取るように解る。
もう間もなくビデオの中の千春が目の前に現れるだろう。
しかし、この千春の悲しい作り笑顔だけは、
ビデオの中の千春と重ねる事ができなかった。

194  良介  03/07/03 14:45 ID:6sKJFxDE
私は何も答えなかった。
千春の私を見つめる大きな瞳が私の視線をそらす。
そしてそんな私を見て千春が答える。

「わかった!」

涙声の混じった明るい千春の声だった。

しばらくして視線を千春に戻す。
全裸の千春がそこにいた。

千春はそのままベッドにもたれかかった。
涙が頬を伝っていた。
そしてゆっくりと足を開いていった。

206  良介  03/07/03 15:42 ID:6sKJFxDE
私の鼓動は血管が破裂しそうなほど高まっていた。
千春を止める事が出来なかった。
初めて現実で見る千春のこの姿から目が離せなかった。

千春の指が動く。
片方の指で千春のそれを開く。
開いた先にはっきりと千春の突起物が見える。

指は溢れ出る愛液をすくい、突起物の豆上を円を描くように動く。
しばらくその繰り返しが続く。
早く終わらせたいという気持ちがそうさせるのか、千春は真剣だった。

207  良介  03/07/03 16:10 ID:6sKJFxDE
しかし千春は声を出さなかった。
私と視線を合わすこともなかった。

突然指の動きが早くなる。
千春の表情が変わってゆく。
今まで閉じたままの口がわずかに開く。
そこからかすかな息遣いが聞こえて来る。

一瞬体が硬直する。眉間に皺が集中する。

間もなく千春が絶頂を迎えた。


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