【1/3】いきなり彼女の部屋へ合鍵で入ったら、彼女が全ネ果で冷蔵庫から飲み物を取り出そうとしてた。彼女は『ごめん!・・・ちょっと出てて!』と。一体何してたんだよ!

で、見返さずに出口へ。
真理は出て行った新幹線でさらに自分の住むところへ。
ヒデも待ってんだろうな。

終わったな、と。その直後は涙すら出なかった。
でもアパートに帰ってからワンワン泣いた。
情けないくらい泣いた。そのうち疲れて寝てしまうだろう。

652 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/25() 16:42:54 ID:iy3rOlnq0
夜。

ほんとに疲れて眠ってしまったようで。
のどが渇いてる。水を飲みに起きた。すると。
玄関に真理がいる。え?

いくらなんでも新幹線で帰ったろうと思っても、
確かにいる。自分がちょっと信じられない。

真「雅・・・人・・・」
俺「真理?・・・はい?・・・」

なにしてんの?帰ったんだろ?なんでここにいんのよ?
なに泣いてんのよ?
わかんないことだらけだ・・・

真「雅人・・・まさ・・・
  ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!・・・」

真理が胸にしがみつく。
でもやっぱりこの現実を理解できない。

俺「真理・・・どうしたん?・・・わかんねーよ・・・」

真理は「ごめんなさい」ばかり言ってる。なんなのよ、この状況。

654
 590 g4hs4hZbtQ 2005/08/25() 16:50:29 ID:iy3rOlnq0
とにかく玄関にいるのもなんなんで、真理を部屋へ上げる。
泣いている真理をほっといて(をぃ)、部屋に客用のふとんを敷く。
もはやモトカノだし、一緒に寝るというのはありえんし。
新幹線ももはや無い。どっかに泊まれというのも冷たいし。
傍目から見れば滑稽な図も、自分には真剣に行ってた。

俺「とりあえずなんだ・・・俺のトレーナー貸すから・・・
  今日はあと風呂入って寝な」
真「・・・」

俺「明日駅まで送るから・・・」
真「・・・あの・・・」

俺「いいから!まずは風呂入れ入れ!」

何か言いたげな真理を無理やり風呂へと押し込む。
なんか疲れねる・・・俺はもう風呂はいーや。寝ちまおう。
俺のトレーナーを着て真理が上がってきた。

俺「さ、この布団で。寝れ寝れ」


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